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管理職になる前に

プレーヤーとしては有能だが、管理職としてはイマイチという人がいる。

そんな人のために、日本IBMでは「リーダー・レディネス」研修を実施している。新任の課長や将来の幹部候補生が対象である。

その中には、受講者が上司役、部下役、立会人役となり「ロールプレイング」を実施するというプログラムもある。10~15分のロールプレイが終わると、良かった点や悪かった点を話し合う。

日本総研の大久保修三氏は次のように語っている。

「管理職になってからスキルを身につける訓練をしても遅い。」

研修がいいかどうかは別として、管理職にすんなり移行できる人は、後輩指導や管理職の代理の役割を通して、管理職に必要なスキルを身につけている場合が多い。

「レディネス」というからには、課長になってから研修を行うのでなく、主任クラスのときに研修を受け、日々の業務の中で管理職的なスキルを高めておくことが必要かもしれない。

出所:日経産業新聞2008.11.28
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