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孤独な社長のコミュニティ

社長は孤独である、と聞く。社内に相談する相手が少ないからだ。カリスマ経営者と言われるような人達は、何でも一人で切り開いているのだろう、と思っていたが、どうも違うらしい。

経営者の私的勉強会である「125だるまの会」のメンバーは個性派ばかり。ドトールコーヒーの鳥羽氏、ファンケルの池森氏、AOKIホールディングスの青木氏、富士ソフトの野沢氏などなど、ツワモノ経営者が顔をそろえている。ビジネス雑誌のインタビューなどを読むと、「この人はスーパーマンか」と思ってしまうような人ばかりである。

この会では、企業のトップが集まり、経営のこと、余暇の過ごし方、相続対策などあらゆることを腹蔵なく話し合う。まさに「実践コミュニティ」(community of practice)である。

これほど強力な人達でさえ、一人だけで学ぶことに限界を感じ、他者から学んでいる。ということは、ほとんどの人が「情報を交換しアドバイスを与え合うコミュニティ」を必要としている、と言えるのではないだろうか。

出所:日経産業新聞2008.5.13
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