みどりの野原

野原の便り

6月2日 長居公園&植物園

2012年06月02日 | Weblog
公園や植物園はいつ行ってもいろんな花が見られる。

 
オニグルミ まだ若い果実 触ってみるとベタベタ。腺毛が見える。
 右)グレビリア ロブスター エビの脚を思わせる花 高いところに咲いていた。

植物園
 
タイサンボク ツボミから咲ききったものまでたくさん花を付けていた。強いにおいで虫を呼ぶ。                 右)ハマナス白花 果実は下向き

 
クリが満開 ブラシ状の雄花の基部に雌花があった。きついにおいでハエやハナムグリなど虫を誘う。そのハエなどを狙ってスズメバチが来ていた。肉だんごにして幼虫のえさにする。                  右)キササゲ

 
ジャガイモの花 蜜はないので虫は来ない。 トマトのようなジャガイモの実

実を見たのは今日で2度目。前に知り合いの方に見せてもらったことがある。
栽培されているものは雑種なのでほとんど実は付かないそうだ。

 
        ナツグミ 完熟              ナツメの花      

 
赤星病にかかった葉 表は茶色い斑点になる。右)裏には毛状突起がにょきにょきと気味悪い。

赤星病は担子菌が寄生しておこる。冬の間はビャクシン類に寄生し春に飛散した胞子が付いてリンゴやナシに寄生して被害を及ぼす。
昔、お向かいのカイヅカイブキの垣根で見た橙色のベロベロは赤星病菌の冬の姿だった。
ナシの産地では周囲に中間宿主となるカイヅカイブキを植えないように条例を制定しているところもあるらしい。

イヌビワとイヌビワコバチの共生の話はよく聞くが、イヌビワコバチに寄生するハチ(イヌビワオナガコバチ)の話を聞いた。イヌビワの中に寄生したイヌビワコバチの体に外から長い産卵管を突き刺して卵を産み、イヌビワコバチを食べて育つという。なんと不思議な。なんとしたたかな。なんと見事な。

 
イヌビワの実を割るとイヌビワオナガコバチがいた。長い産卵管もよく見えた。
コメント
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