みどりの野原

野原の便り

6月16日 長居公園 都市の自然 報告会

2012年06月16日 | Weblog
長居公園

 
    ヒシバデイゴ           アメリカデイゴ

 
   グレビレア ロブスタ       スモークツリー


午前中は「都市の自然」調査の内、植物関係の報告。

去年から1年がかりで行われた大阪市内公園の植物調べ。そこからわかった事の報告があった。

大阪市は緑比率(全体面積に対する山地を含めた緑の割合)は10%に満たず、全国でも最も緑の少ない地域。
それでも公園は市営・府営・国営を合わせると980か所ぐらいあるという。
大阪の面積の4・2%が公園。1人当たりの公園の面積は4㎡という。全国的にも緑の少ないところだということ。

その市内公園の中で大きいのは鶴見緑地・大阪城公園・長居公園だという。(国立淀川公園除く)

去年から始まった植物調べを行った15箇所の公園にはどのぐらいの種類があるのか・帰化率は?・一年草の割合・シダの出現・出現頻度の高い種・1か所にしか見られなかった種・・などなどのまとめを聞いた。

小さい公園でも100を超す植物の種類が記録された。面積が広いと出現種数も増える。
草本での帰化植物の割合はほぼ半数。

調査した公園すべてにあった種。1か所だけにしかなかった種。
少なくなっていると言われるイヌノフグリが結構あちこちで観察されたことの報告された。

私が何回か参加した長居公園は、草本木本(花壇の花など除き)407種出現。シダが極端に少ない事などがわかった。 
シダの少ないのは公園の成り立ちによるものか。
調査に参加して、目立たない最近の帰化植物をいくつか知った。
これからまだいくつかの公園の調査を続けられる。

午後は都市の自然を調べる中で、植物以外の生き物などの途中経過や今後の取り組みのお話などがあった。
今も継続中のツバメの調査やこれからやりたいトカゲやタヌキ・コウガイビル・カタツムリ・コガネムシ・昆虫や生き物いろいろや地形などの情報を集めたいという。

私もカタツムリを入れる紙箱を数個・コウガイビルを入れる99%エタノールの入ったビンも1つもらってきた。
コメント (2)
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