みどりの野原

野原の便り

1月15日 大仏鉄道跡

2010年01月15日 | Weblog
聞いたことはあったが、初めて歩いた「まぼろしの大仏鉄道跡」

「大仏鉄道跡」って?
『明治31年ごろから四日市の鉄道会社関西鉄道(かんせいてつ
どう)が大阪への進出を目的に加茂駅~JR奈良駅を結ぶ支線と
して開通させた。その後大阪へも開通させたが、勾配のきつい
難所や大仏駅が町はずれにあって客が大阪鉄道の奈良駅に奪わ
れ、また平坦な路線が出来たことなどで、わずか9年で廃止さ
れた』


C57・56展示場 高い柵に囲まれていた。
昭和34年、現天皇陛下がご成婚の後、伊勢神宮と橿原神宮に参拝
された時の列車を牽引した。 

 
観音寺橋台 高低差を緩和するために作られた。並行してJR大和路線
が走る。                右)南側から見たところ

橋台はアバットとも言われ、道や水路をまたぐトンネル型の橋の台。
このコースにはいくつものアバットが残っている。
石積みやレンガ積みのアバットのどれも姿が美しく、周りの自然
と調和していい雰囲気を醸している。

 
       鹿背山橋台           梶が谷トンネル
梶が谷トンネルは農道をまたいでいる。すぐ横に田んぼがある。
汽車が上を通るのどかな風景が想像できる。


  赤橋 農道をまたぐ橋台の1つ 上は今は車道が通る。
都市計画によって近い将来取り壊されるかもしれないという。
壊すもの。残すもの。しっかり考えてほしい。

この近くでTさんお勧めのお食事処へ。お腹も満足。


こんな芸術的な螺旋給水塔があった
木津川市の給水塔で、特産品のタケノコをデザインしたものと判明。

  
水路をまたぐ鹿川トンネル
人が通るところではないよ・・と言いながら水の少ない水路を
抜けた。でもその向こうには当然道はない。
草の斜面を登ると、どこかの会社の敷地へ出た。
ここから斜面を登って手すりを乗り越えたらなんとか車道へ
出られそうと思ったが、会社から出てきた人に正門から出るよ
うに言われ、仕方なく遠回りの正規の道へ。
            右)上からさっき出てきた出口が見えた。

黒髪山トンネル跡、旧ドリームランドの前を通って、佐保川近く
にある今日のコースの最終地点「大仏駅跡」へ。


機関車の動輪モニュメントのある大仏駅跡 
枝垂れ桜が植えられた記念公園になっていた。

ここから近鉄奈良駅まではもう一息。奈良駅で友達とお別れ。
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