柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

次元

2010-04-10 08:18:08 | Weblog
お世継ぎ悠仁様幼稚園にご入園というニュースです。ああ、もうそんなに時間が過ぎたのかという感慨ですね。壊し屋小泉がお世継ぎ問題にまで容喙して、御用学者達が女帝容認論やら万世一系男子承継の文化を壊そうと企んだところ、まさに天の配剤、お生まれになった玉の親王でした。同時に皇太子(兄貴)の肚のなさやら皇太子妃への更なるバッシングを呼んだことでしたが、それは現在の愛子さまのひきこもりにつながっていきます。ついてない、ですか皇太子。秋篠宮の行動やら考え方の明快さがひきたちます、慣例の二年保育を蹴る、慣例の学習院を蹴る。もっとも皇太子はこういう態度をとらねばならぬのでしょうし、弟の気楽さは確かにありましょうが。しかし写真見る限りは聡明そうな元気そうな男の子ですな、結構、まことに結構。
 東京地裁が沖縄密約公開訴訟に対し、また極端な、原告の西山さんすらびっくりするような判決出しました。公開しなさいという命令を出して、国民の知る権利をないがしろにする外務省の態度は不誠実と斬って捨てました。識者たちは市民の知る権利の保障を認めた判決だと喜び、この事件を書いた作家澤地久枝は私たちの社会が民主主義に向かう第一歩となる画期的な判決だと手放しです。国、外務省の隠蔽体質を強く批判したものと、新聞各紙も大きく見出しを打ちます。ううむ、いいんですかねぇこんな判決で。塩野七生が文芸春秋に寄せていたような考え方もあるわけで、こういう密約でもって沖縄が返還されたのも事実なんです。密約したことがいけなかったのか、密約の内容が気に入らないのか(結局、大金で買い戻したという形になります)それもごっちゃになっていますし、何でもかんでも公開しなさいなんてのも人と人の(国と国との)交渉事には不適当でしょう。そしてこんな時に必ず出てくる民主主義。こういうことと民主主義とは違う次元のことでしょうに。違いますかね。
コメント
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