柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

思惑

2010-04-25 09:42:31 | Weblog
舛添さんがフジの日曜朝の報道番組に出ていて(朝7時半からの番組です)話してました。特定企業や労働組合や団体からの金をもらわない、そこの縛りを受けない、国民のための政治をする。今の民主党の小沢独裁が日本を潰すので闘う。と、まぁ建前として勇壮な話ではあるのですが、確かに世論調査すると、街行く人たちに次の総理は?と聞くと、この人が圧倒的にポイントを上げるのですが、どうしてマスコミまでが立ち枯れさん達ではなく、また先に実績を上げつつあるみんなの党渡辺ジュニアでもなく、厚労相としての実績はあるとは言え舛添さんに関心を集中させるのは何故かなと訝しく思うところが消せないでいたのですが、この番組で急所の質問が出てああ、そうなのかと合点がいきました。こういう理屈のようです。凡百の評論家たちが口を揃えるように今夏の参院選は民主党の長期政権なるか否かの岐路、民主党が単独過半数を獲るか否かというのが今後の日本を決める、大袈裟でなく国家の興亡を決める「天下分け目」なのですが、今の鳩山さんの迷走、小沢さんの強権発動が続けば参院選で勝てぬばかりでなく負ける虞も出てきた、となれば連合政権の組み換えとなる、ではどこと組むか。その選択肢として、人気の高い舛添さんの党を抱き込んで、さらに舛添さんを首相にして「安定性」を得るという目が大きくクローズアップされるというものです。おお、なるほど。そう振られると舛添さん、首相になりたいんですからまんざらでもない表情を浮かべますが、小沢さんと鳩山さんが議員辞職するならその話に乗ってもいいを条件を付けてました。もちろんそうは進まないでしょう、舛添新党に連合話が行き、あなたを首相にしてあげるからここは何とかやってくれと言われれば、突っぱねられる筈もないことです。その為に自民党飛び出したんですから。議員の選挙でのみ総理になれるんです。住民投票ではありません。数(駒)持ってるのは民主党です。答えは単純です。今ここではあくまで反小沢反民主党で突っ張らねばなりません、そういう手続きです。亀井さんにはほとほと困ってますから、国民新党とは予定通りこの参院選までのことでしょう。社民党も何の役にも立たないことが、初めから数合わせだけが目的だったにせよ党首はじめどいつもこいつも能無しであることがはっきりしましたからこれもここまでです。公明党はその気十分なんでしょう。どこにひっついてでも与党側に居ることが創価学会の安泰につながることは自公政権で学んだ利点でしたでしょうし、小沢さんが池田会長に話を持っていけばすぐじゃないんでしょうか、そんな気がします。子供手当なんてのは公明党が言い出しっぺという「共通点」が強みですかね。後は新党少数党の取り込みです。で、数見たらどれちょぼちょぼ、となればこっち(民主党)の都合のいいのはどれか?で選べばいいわけですね、吉原の冷やかしのように(失礼ながら)。田中康夫がいいか、渡辺ジュニアがいいか、あるいは河野ジュニアがいいかという選択です。政権の安定、つまりは世論を黙らせる為には、世論に沿ったという形が必要でしょう、そういうところを選挙屋小沢さんが考えない筈もないこと、ならば人気のある舛添さん。とても合点が行きましたね。おどろおどろしい、のですが、とても分かり易いです。面白いんですが、国民相手にした大きなゲームですね。さてさて、国民が思うように動きましょうか、小沢さん。
コメント
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