柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

保守

2010-04-11 09:39:33 | Weblog
中国の厳罰主義に対し盛んにマスコミが批判します。中国やらマレーシア(も多いそうです)やら、つまりアジア諸国が未だに死刑罰を存続させている、先進国(こういう時だけ持ち上げる、舶来礼賛日和見連中ですが)は死刑自体がなくなっているのにと、日本の刑事罰をかたやで刺しながら、その「遅れ」を糾弾します。それも感情に訴える手法です。罪を犯したとはいえ、異国の地で死ぬのは辛かろう、なんて言い方です。TBSの関口宏の番組で採り上げてます、コメンテイターがそれぞれに一般論正論吐いてます。中国の特異性(三権分立していない、行政が全てを握っている。もちろんそれがいけない、遅れているという非難です)やら、中国はじめとして東南アジアは少し前までは欧米列強の植民地化されてそれはアヘン戦争に象徴される麻薬による破壊行為が大元にあった、だから非常に敏感なのだという論、人権擁護の観点から裁判制度は universal standard であるべきだ、その国その国の文化や制度を十分に勉強して旅行していていくべきだと続きます。犯罪するなら覚悟してやれ、なんておかしな論にも進みます。犯罪は悪いことだけれど・・という物分かりのいい顔を見せておいて、でも死刑はないよなぁという空気で終わってましたが、危険を承知で大金儲けようとしたのでしょう、絵に描いたごとき自業自得です。同情の余地は全くないと、私は思います。元政治家は言ってました、中国を変えるのは国際世論だ、だから皆が声を出さねばならぬ、今回菅さんや鳩山さんが遺憾だと表したのはいいことだと褒めてました。遺憾だだけでいいんですね。あの時結構叩かれてましたね、親中の正体見たりの感でしたから。これ以上言うのは内政干渉だと鳩山さん言ってました。当人は犯罪犯したわけですからね、それこそ世界のどの国に行ってもこの行為は犯罪でしょうからこういう言い方が妥当でしょう。言うなら論点換えて言わないとね、ちゃんとした裁判やれと。そんな度胸があるはずがないですこの親中小沢の茶坊主には。麻薬犯罪した事実、それに対する懲罰が日本と違うもんだから何とかならぬかと異議申し立てる、それなら筋が通りますが、それを中国の体制批判にすり替えるはあまりに弱犬の連れ吠えじゃないですか。言うならもっとちゃんと正面から言うべきです。グローバルのボーダーレスのとスポーツ馬鹿が言ってましたが、そういう輩こそこういう事実で目を覚ますべきなんです、そんな絵空事が通用するのは日本だけだって。どの国も自分の勝手のいいように相手を振り回したいのです、それが国益であり外交交渉です。universal standard なんて概念こそが左翼思想の根幹です。理想と何千年経てきた人間社会の実態との乖離は甚だしいものがあります。百年待っても夢物語なのです。そこを受け入れて、人種民族差を歴史文化の違いを受け入れて、自分は自分できちんと立っていく。それが保守。石原慎太郎がロートル新党の会見で吠えたのはこう言いたかったのだと思いますが、私の考えは未だ底浅いものでしょうか。
コメント
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