柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

仮名

2019-09-23 09:37:29 | Weblog
朝ドラ最終週です。今回のも十分に面白かったです。ヒット作が続きます。いつ外れるか、却ってこちらの興味の方が強く、です。いえ、毎回初めは皆(そうでしょう)眺めているわけです、どうしても導入部は様子見です。で、どう引き込んでいくか。NHKです、キャストは贅沢です。初めはキャストのキャラに引っ張られて、やがて筋に吸い込まれる。今回は百作目記念とかで過去の朝ドラヒロインたちが多く登場してます。浅茅陽子に始まって松嶋菜々子、おしん、沖縄の人(名前が・・すみません)、貫地谷さおり。銘々適材適所の態でした。どれも見てましたからファンとすればそれぞれに楽しみ方があったわけでした。で、来週から新作です。なんでも働き方改革とやらで今次から土曜日の放送がなくなると記事にありました、つまり製作本数を減ずると。ま、これも時代の波ですが。
 産経新聞に仮名交じり表記への批判文が載ってます(正論)。飛翔を飛しょうと書くNHKへの非難。このことは私もよくここで噛みついていたことです。拉致をら致、罹災をり災と書く類。せっかくの漢字文化を何と心得る!大賛成です。ひとつ新たに知ることもありました。障害者です。害の字がいけない(傷つける)として障碍者とか障がい者と書き直す風潮が広まっててPC(パソコンじゃないですよ)の安直さを非難していたことでしたが、この人に言わすと逆なんですね。そもそもが障碍者なのだ、それを碍の字が常用漢字から外れたから害の字を充てたのだと。障碍があって車椅子に乗っている人になんの害があるというのですか、と本文です。なるほど、順が違うのか。こんな話は初めて聞きました。害の字がいけないというPC理論が前面ですから。勉強になります。
 女子ゴルフ、スマイリングシンデレラ渋野が最終日8打差を逆転して優勝したと大騒ぎです。うむ、それはそれで快挙だったのでしょうが、そればかりです、渋野を写すばかりです。抜かれた者がいるのですね。スコアみると二位が上田桃子です。彼女の後ろ姿も流れませんから。宮里藍らと鎬を削った選手ですね、よく露出してた人です。はぁ、栄枯盛衰とはこのことかと思いますね。渋野の世代は畑野とかもっと実績のある選手もいますがこの明確過ぎる差別ですな。カメラ写りとか派手さとかTV向きとかあれこれ要素はあるのでしょうが、ちやほや持ち上げて落とすはマスコミの常套で。僻みやっかみ足引っ張りのドロドロに引きずり込まれるも強い者の宿命でしょうが、これからですなぁ。
 ラグビーW杯、面白いですね。やはりレベルの違うゲームです。まずデカい、本当にデカい連中ばかり、それがガツンガツンぶつかる迫力です。ああ、これが醍醐味かと気づかされるのは、倒されても倒されてもガンガン前に出る正中突破を繰り返す、ここぞの場面でサイドに振る、あるいは間隙を縫う。これが基本なんでしょうし、この面白さです。日本もこれに忠実なんでしょうが、いかんせん思うように前に出られない、そしてじれてノッコンノッコン。昨日はアイルランドとスコットランド戦でしたが、面白かったです。もう一つ、ラグビーとサッカーだけの特徴です、イギリスがいない、一国から三チームが出て来るんです、イングランド、ウエールズ、スコットランド。歴史的慣例であってどうこうではないですが、スコットランドの離脱騒動や今次のブレグジットを図らずも解説してくれる、UKの意味を教えてくれるわけです。
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