柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

快癒

2012-03-05 08:23:23 | Weblog
天皇陛下御退院です。軽快退院、と言います、業界用語です。ちなみに病院で死んでしまうと死亡退院です。目出度いことです。こういう気持ち、ああよかったなぁという普通の気持ちです。これが大事と思います。天皇様のお体を案じる。自分の身内を思うように案じる。民草としての基本的姿勢。なんて言うとまた気持ち悪いの、右翼の、皇国史観の、軍国主義のと刺されそうですが、そういうステレオタイプの硬直したマニュアル化でさえある過剰反応こそが国を(国体を:国民体育大会ではない!)潰してきたのですよ。天皇陛下や皇后さまを見ていれば、自然とそういう気持ちになるでしょう。公務と呼ばれてます、役人然たる単なる仕事みたいに貶められてますが、両陛下の御幸行幸の意味はそんなちっぽけなことではありません。今次の大震災時がそうでした、今までの国の災害時に国民に寄せられるあのお姿です。陛下が膝を折って話しかけられてるのに胡坐組んで横着してたバカな被災者もいましたが、そんな輩にも優しく接せられます。この御態度お言葉に皆感動するのです。それが天皇様のお役目であり、皇后さまの御慈愛であり御慈悲なのです。天皇様を戴いている幸せなのです。だから日本は連綿たる歴史を紡いで来られたのです。ここは強く心せねばならぬことです。御快癒を心よりお喜び申し上げます。この素直な気持ちです。鄙に住む一民草の心にまでこういう安堵を与えて下さる、という捉え方です。しかしこういう好結果を見るにつけ、執刀医のストレスたるや如何ばかりのものであったろうかと思い遣ることです。本人はシレっとして、通常の御公務に復帰されるまでは成功とは言えないなんて言ってましたが、そんな平常でいられた筈もないことです。天皇陛下のものですよ、目の前の心臓は。ああ、思うだけでめまいがしそうです。執刀医に改めて敬意と最大の賛辞を!
コメント (2)
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