柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

厳罰

2012-02-21 08:20:19 | Weblog
光の母子殺人事件、死刑確定です。何日か前から思い出したようにマスコミかこぞって採り上げてました、今までの経過をなぞります、最高裁の差し戻し審、広島高裁での再審の場での被告の翻し方、母親を求めていたの、ドラえもんがどうのこうの、いちいち思い出してこっちまで胸の悪くなることでした。山口地裁で無期懲役と出た時に原告の夫が、早くこいつを外に出してくれ、俺が殺してやると会見の場で言ってた(それを知ってるということはTVで流れた)ことも思いだしました、よく言った!そう思ってました、私でも誰でもそんな目に遭えばそう思うことですから。高裁が死刑に判決し直して、最高裁が被告の上告を棄却したという結末です。裁判官は正義の味方じゃありません、法律に照らし合わせるだけの役人です。前例に照らして目の前の事例を当てはめることが仕事です。自分から新しい判断しようなどという骨太い者などいません。もっともそれはそれで一定の基準を保つためには必要なことではあります、一回一回で判断が揺れていたのではまずいだろうとは思います。が、現状はそういうレベルの事ではありません、硬直しています、一番の典型は一人殺したくらいでは死刑にはならぬというヤツです。複数殺さないと死刑には当たらないという公式です。誰が決めた?過去の最高裁の判例であるわけです。それをマニュアルとして、それぞれの事例の特徴を無視して一律捌いていく。つまり極めて事務的な役人の窓口相談的な処理であるわけです。11か月の赤ん坊を床にたたきつけて首を絞めるなんて行為が故意じゃない?馬鹿馬鹿しい。死刑確定した後の原告の見慣れた若い衆のしっかりしたコメントは聞き入りましたね。よくここまで辛抱したこと。大金がかかったことだろうに・・それにしても被告は今30歳だそうです、18の時から仕事も何もせずにダラダラと食わせてやってたわけです。なんとも日本は福祉権利国家だこと・・皮肉と嫌味と呆れと悲しさと多いなる怒り憤りです。NHKはその報道の度に言い訳してます、未成年を実名報道したのは云々カンヌン。だからそういう犯罪が絶えないのでしょうに。ガキだから許すってのが大間違い。それは累犯者だらけであることが何より証明しています。厳罰化を批判するような論調が多い今朝の新聞、TVですが、そういう足の引っ張り方が世の中を潰してきたとまだわからないか?!ですね。いかがですか。
コメント (2)
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