新聞の片隅に硫黄島遺骨収集を全島で行なうことに決定とありました。戦争で外地で亡くなった人達の遺骨収集の話題はよく月刊誌に載ります、フィリピンやインドネシア等です。国が行なうのではなく民間がやっているというイメージです(ここは正確ではありません、すみません)。で、この記事です、ええ?何を今さら。全島でやってないの?丁度その月刊誌で硫黄島の記事を読んで、渡辺謙が出てたクリントイーストウッドの映画を見てますし、壮絶な戦闘であったこと、ここが陥落すると本土へのB29攻撃が可能になるというまさに生命線であったという背景、そこを兵士達が十分に認識しての闘いであったということを知っていますから、その月刊誌で知ったことですがあの滑走路(見たわけではありません、自衛隊の滑走路だそうですが)は多くの兵士の遺体の上にコンクリートを流しこんで作ったものだそうです。その記事は、兵士のことを思えば滑走路を引っぺがしてきちんと慰霊しろ!という文面でした。敗戦して、占領されて、戦争を全否定する左翼が闊歩して、戦争責任ばかりが追及されて死んでいった兵隊達のことは犬死と投げ捨てられていたわけです。遺骨収集にまでとても手が回らない状況であったことは想像に難くないことですが、そこをきちんと筋通すのがそれこそ政治家の役目であった筈ですがねぇ。民間の有志は当時から働きかけまた自分たちで動いてきたのでしょうが、いかんせん。今上天皇がサイパンの万歳クリフに向かって深々とこうべを垂れておられる写真は非常に感動し心に沁みたことでしたが、故国から遠く離れた異郷で餓死し病死した兵士達を放置しておいていいわけがありません。と、怒るのも簡単なことなんですね。自分がやらなくていいから、いくらでも拳を振り回せます。そこのところは十分に引け目を感じながらしかし、こういうけじめのなさが日本人を腑抜けにしてきた始めだったのでしょうね。そう思うことです。もう70年がくるのですよ。70年・・
goo blog お知らせ
カテゴリー
- Weblog(6839)
カレンダー
バックナンバー
ブックマーク
- Mersey Box
- ビートルズをこよなく愛する人のためのサイトです
- goo
- 最初はgoo