柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

故意

2012-01-12 08:22:53 | Weblog
小沢さんの裁判が進んでます。記憶にございません、なんて古い懐かしいフレーズを繰り返し、秘書が秘書がと言い続け、挙げ句は天下国家を考えて長年の望みである政権交代を目前にしていてそんなことにかかずりあっていられなかったという発言だったそうです。ううむ。弁護士に指示されての発言でしょう、ポイントは故意か否かの一点です、知らぬ存ぜぬで通すばかりの法廷操作です。天下国家のくだりには、やはり批判がありましょうね、天下国家論じていれば狡いこと(法に照らして悪いいことか否かの判断、これが裁判官の判断ですが、そうではなくて)してもいいのか、という反論です。でもそこのところはあくまで精神論です、卑怯だ傲慢だというフェアプレイ論です、ルール内のこととなれば当の親分は恬として平気でしょう。塀の向こうに連れていかれなければいいわけです、師匠の角栄さんや金丸さんの轍を踏まなければ。小便掛けられても平気な厚顔でしょうから、逃げ切るのでしょうねぇ。
 光の半導体工場の閉鎖に伴う大量解雇。小さな子を持つ若い父親も多く含まれましょう、この不況の中に再就職なんても簡単な話じゃないでしょう、同情しきりですが。昨夜TVニュース見ているといかにも労組幹部といった風のオヤジが会社側の人間に解雇の撤回要求したという映像でした。アナウンサーが被せます、労働者の働く権利を奪う行為は許されないと。ううむ、違和感。「労働者の働く権利」を侵害するとはどういうことか。職業の自由、就業先選択の自由。これがまず思い浮かびますか。就職先を決められないこと、誰かに決めつけられること。働きたいのに働かせないこと。でも、これと解雇とは繋がらないでしょうに。個人的な不当解雇ならばいざ知らず、会社が倒れてしまえば働けないんですからこのケースでこういう理屈が通用するんでしょうかね。言いがかりのように思います。何でもかんでも権利、労働権利、人権につなげて事を大きくする手法なのでしょうけれど、空回りですなぁ。こういう集団、こういう考え方の人達に支えられているのが民主党であります。さもありなん。現在の日本もさもありなん。ですね。
コメント (2)
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