柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

被曝

2012-01-20 08:24:29 | Weblog
原発事故現場に内視鏡を差し込んで中を初めて覗いたなんていう呑気な報道です。初めて?もうすぐ一年ですよ。日本の技術ってのはそんなもの?胃や大腸の内視鏡は、こういう名称が医療以外に使われることも知りませんでしたが、日本の独壇場のようなもので、かのオリンパスなどの錚錚たるメーカーが世界のトップを走り続けている業界の筈です。それがこっちには応用できない?そんなバカな。やる気がないというだけ、ニーズを感じないから、そこに儲け話がないから、でしょうね。それこそ保安院やら何ちゃら委員会やらが事故を想定して、今回のような高放射線の中で作業できるようなロボットを作っておく、開発予算を組んでおくべきですよね。いや、後出しじゃんけんで批判しているのではなくて、こんなことすらできてなかったというわけです。もっともこれは事故当初から非難されていたことですが(あの東京レスキュウ隊の決死的放水作業です。危険を承知で、それこそ遺書のような妻とのメールのやり取りが話題になりましたね、人が高線量の中に入っていくという事態。ロボットがあればそれで済んだことでした。無用のドラマでありました。でもレスキュウ隊への賛辞を損なうことではありません)。もう一つ、画像がクリアでないことの説明が高線量によるノイズなんて平気で言ってましたね。蒸気や放射線のノイズ。出てるんですね、まだ。あの建屋は水素爆発したまんまなんでしょう?チェルノブイリのようにコンクリートで蓋をしたわけでもなく。ということはダダ漏れ?高線量を証明したという間抜けさで、つまり放射線禍は収束どころか現在進行形であるという証明がなされたわけです。薪から、それを燃した灰から、採石場から、野菜から放射線検出されたと騒いでますが、それは事故当初のものが消えずに付着しているのではなくて今現在も降りかかって来ているものなのだということでしょう。あの保安庁のスポークスマン(女問題で左遷されたオッサンの後釜)の極めて事務的な物言いに、誠実さよりも語るに落ちる間抜けさを感じてしまったのは私だけでしょうか。
コメント
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