柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

箱根

2012-01-04 08:21:53 | Weblog
正月は箱根を筆頭にしたスポーツものが面白いのですが、それはそれ以外が全くクソばかりということでもあります。子供達が帰って来て(子供と言ってももう下の娘が25歳ですが)こいつらの見て笑っている番組についていけないことです。どれもこれも同じ作り、構成です。同じような色モノ芸人が内輪ネタで自分達だけで下品に笑うだけ。全く安易。TVマンとしての矜持はないのか?です(もっとも、私達が腹抱えて笑い転げて喜んでいたあの漫才ブームをその時の大人達もこう思っていたんでしょうけれど)。その箱根。どなたも東洋大学の柏原だったと思うのですが、この男そういう期待にきっちり応える所若い奴ながらあっぱれでしたね。初めてトップで襷を受けて、誰かを追いかけるという環境じゃないとあの馬力は出ないんじゃないかと、そんな要らぬ心配をさせるほどに絶対的なエースですが、自分の記録をまた破るという快挙です。4年続けて山登り区間賞ですが、4回とも区間2位のタイムと3分以上開いてるんだそうです、なんとも化け物。実際に走ってる連中はどう感じているんでしょう、そこを聞きたいですね、本人の感想ではなくて。東洋大学の圧勝でした。こんな勝ち方今まであったんでしょうか。見ている分にはデッドヒートってのがなかった所物足りなかったということなのでしょうが、いいえ、この圧勝具合は十分に見応えがありました。早稲田も駒大も文字通り蹴散らして。鎧坂というスターが走ってるのに全然TVに写らないのです。全10区間で6つ区間賞とって、特に復路は5つ中4つです、負ける筈もない完全なる勝ち。駒大の黄金期、順天堂や山梨学院大の強い時期など長く見てきましたが、こんな他のチームが手も足も出ない圧倒的なレースは初めて見ました。これはきっと歴史的な画期だったことでしょう。あとはマラソンだそうです、富士通に行くそうです柏原(鎧坂は旭化成だそうです)。どうかジンクスを破ってもらいたいことですが、旧山の神の伸び悩み見ていると、箱根のレベル自体の低さは克服されてないのかもしれませんからね。面白い箱根でした。
コメント
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