柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

泡食

2012-01-22 09:56:14 | Weblog
民主党飛び出して新党きずなを結成した無名今だけ集団、一応数は10人いるので代表質問で結構時間を貰えるという記事です。社民党やみんなの党、国民新党、共産党より数多いんですわね、これもルールとはいえなんだかなぁです。「ゆ党」だと揶揄されてます。そのココロは野党でも与党でもない、です。面白いですか?
 把瑠都が13日目に優勝して、日本人新大関二人との力の差は歴然で。体力差というただのガタイの差、2mに届こうかという大男に振り回されるだけの大味。全然面白くなくなりました。相撲は好きだったんですけどねぇ。
 更迭された不良大臣二人、山岡さんは党の副代表、平岡さんは党の総務委員長で遇されるという新聞片隅のベタ記事です。一川さんや蓮舫さんはどうなったんでしょうか。この辺りは週刊誌の世界なのですが、こっちもどうでもいいことでした、興味がありません。民主党も自民党と寸分変わらぬ派閥均衡至上の集団でした。青二才ども、ええ格好言うんじゃない!
 広島の黒い雨についての話題が盛んに中国新聞に載ります。中国新聞にしか載らない話題ではありますが、どうも原爆に対する立ち位置が、米国糾弾ではなくて日本の対応非難(被爆者に対する国の対応批判)ばかりに傾いているところ胡乱なのですが、その記事です。黒い雨の降った地域を再考しろという話、なぜ今さらそんな事を?といえばこの設定された地域から外れた所には補償がないからです。昭和20年8月6日の話です、67年目です。どうやって調査するんでしょうか。ワーキンググループ(WGと略してます。こうやって横文字にして喜んでる、上等に思ってるバカさをいい加減に止めろと思いますね。作業部会とかでいいことでしょうに)が降雨域の確定は困難と答申したそうです。実際に雨を受けた人達が怒っているわけです、ここにも降ったと。そうでしょうねぇ、線を引かれたこっちと向こうで雨が降った降らないなんてのは不毛な議論の典型です。でも、そうだからどうなんだ?です。補償を受ける受けられない、つまり金を貰えるもらえないの問題が生々しいのはわかります、誰もが持つ生の感情です、それに被害者意識が乗っかります、怒りに変わります。ここには政治決着と呼ばれる、非科学的な情の決定しかありません。が、この問題でいつも閑却されている(わざと無視されている)事があります、その程度の被曝では70年近く長生きできるという事実です。16日の中国新聞にその点についての特集がありました、結構突っ込んだ内容でした、戦後のABCC、その後を引き継いだ放射線影響研究所(放影研)はデータを公表しろ、低線量被曝問題についてどうなのだ?と。黒い雨が低線量なのかどうか、ほどなく亡くなった方と今尚こういう活動されてる人達の差異は何なのか、などと私にも聞きたいことは多くあるのですが、放影研の現理事長がインタビューに答えてます、低線量被曝の人体への影響については未だ結論が出ていないそうです、現在も研究中なんだそうです。70年になんなんとする年月を経てもわからない?そんなバカな。福島の役に立たねばならぬのです、これは大前提です。何のための研究ですか。学者の趣味ですか。もちろん当初はアメリカが武器としての効果を確かめたかったのです、これくらいで何人殺せるのか。もう一つは放射線の人体への影響を知るための人体実験。原爆をドイツでなくて日本にそれも二発も落したのはひとえに人種差別、有色人種蔑視の結果だというのは常識です。猿どもはどう殺しても構わぬというわけです。で、あらかたデータをとった後は日本に任せる。被害者の救済は自分たちでやれって。そこで出てきた朝日や中国新聞などの勢力です。そういう来歴です。どうせおざなりの調査が続いているんでしょう。何人癌になって、今年は何人死んだかって。急性症状と慢性的影響との境はとても曖昧ですが、67年も経てば急性症状などはありません。特に現在まで生きてきた人はもうどんな病気になってもおかしくないいわゆる癌年齢です。被曝の影響かどうかは区別などつかないことでしょう。だから政治決着しかないのですが。いえ、福島への応用の話でした。今もなお放射線が出続けている点は(ここは正確に知りませんが)広島長崎と大きく違う所ですが、低線量放射線に長年晒されたという所は十分に前例です。答えが出ていない?ったく情けないことだと思いました。つまり研究がそういう目的で行われてないということです。認定された被爆者の生き死にとその死因とを継続してノートにつけているだけだったのでしょう、学者の天下り先としてただ存在するだけの。だからこういう質問されて泡食うわけです。被爆国だと胸張ってるのは、国から金を毟り取るだけの目的ですか。アメリカを糾弾するわけでもなく(どころか県知事と市長はオバマに謝罪は要求しないなんて言ってますからね)世界平和、核廃絶と空念仏となえていればいいんでしょう。日本らしいと言えば全くその通りです。でも、がっかりしますね。
 そのアメリカ。毎日新聞にすごい記事です、1946年に中米のグアテマラでアメリカ政府が受刑者や兵士、孤児、売春婦を対象に梅毒や淋病の人体実験していたそうです。病原体を接種するというわけです。何が目的だったかといえば、当時開発されたばかりのペニシリンの効果を試すためだったそうです。2010年にオバマが正式に謝罪したんだそうです、つまり認めた。こんなことですよ。アメリカが正義の味方ですか?冗談じゃない。原爆落したのも実験です。満州の731部隊が口をきわめて非難されますが、こっちが悪くないという意味ではなくて、こういうことは戦時あるいは文化文明程度の格差の大きい時代(帝国主義時代、植民地時代)には普通にあったこと、非難する奴が純粋無垢なんてことはないということです。あの731部隊は結局免責されたのですよ、アメリカがデータをすっかり持って帰るという条件で。あの部隊で人体実験していた医者(軍医)の多くが戦後の医学部教授になってたというのは有名な話です。ソ連は何しましたか?毛沢東は?ドイツのアウシュビッツだけではありませんよ。イギリスはインドで、オランダはインドネシアで、フランスはベトナムで・・アメリカもスペインと戦争してキューバ獲り、ハワイ獲り、フィリピン獲り、日本を敵国視して、あの原爆です。侵略国家。あの時代はどの国もそうだったのです。日本が敗戦で外れただけです。侵略国家でない国はつまり侵略される国、植民地化される国だったのです。そして自分だけが正義の味方で正しい行為をしてきたと強弁して歴史を恣意につくりかえているのが勝者、つまりアメリカだというわけです。こんな世界で、自分が悪い、日本は悪い国だと未だに自虐趣味に恍惚となっている日本のお人好しさです。なんぼのもんじゃい?!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする