柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

大巧

2010-11-17 08:20:31 | Weblog
ビデオ流出させた公務員、逮捕はしないという報道で、こっち(受け手、私達)は無罪放免のイメージを受けていますが、いやいや逮捕の必要はない(拘束する必要はない、逃走の危険や再犯の虞がない)というだけのことだそうです。刑事立件するかどうか、起訴するかどうかは今から考えるんだそうです。ああ、そういうことね。でも、昨日も書きましたが、あのコメントと体をくの字に曲げるお辞儀で世の中は許しますね。さてあのビデオを機密文書化できるか検察。
 裁判官裁判で初の死刑判決だと騒いでます。こういうことを期待しての新制度だったんでしょう?ガチガチに前例(過去の判例)に縛られて、一人殺しただけじゃだめ、複数殺して初めて死刑、なんてマニュアルを機械的に踏襲するばかりの専門家達、これじゃぁ被害者、被害者家族が浮かばれない、だから素人呼べよ(市民感情を加味せよ)だったんだんですよね。だから今回の結果は期待通りだったんでしょうに、裁判官が控訴を勧めるなんて何事?!産経抄もそう叩いてます。この裁判官、やはり素人の判断が怖いんでしょう、こういう判決する(責任は自分ですから)ことが怖いんでしょうね。つまらん奴です。そう思います。この制度の趣旨を履き違えている。ですね。
 星野哲郎死去の報です。おらが国さの有名人です。隣の大島(周防大島)出身です、当地には立派な記念館までできています。ついこの前初めて訪れて、へぇ~と感心したことでしたが。ちなみにすぐ隣には、もう一人の大島出身の有名人宮本常一の記念館もあります。作詞家の第一人者という位置づけですが、たとえば函館の女の歌詞、365歩のマーチの歌詞、そんなに言うほどのモンかい?といつも斜に構えて見てました。阿久悠のほうがうんと上等に思えてました。こっちが頭でっかちになっていたんですが、今朝のコラムに載ってます、「思い出に降る雨もある、恋にぬれゆく傘もあろ」ううむ。「止めに来るかと後ふりかえりゃ、誰も来なくて汽車が来る」ううむ。パッと情景が浮かぶ。しんとした場面に自分がいるような気になる。ああ、これが歌詞なんですね。と、思い至った次第。大巧は拙なるが如し。合掌。
 
 
コメント
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