金になるのはイカだ カルフォルニア

保護主義者は漁獲規制を望むが、漁業者は収入が不自由になるという（4月8日LA Times）

LOS ANGELES発：太陽が海に沈み、Cape　Blanco号の6人お乗組員はサンタカタリナ島の向こう側の沖合で長い夜の操業を始める。オレンジ色の防水コートを着て帽子をかぶりしミルキーホワイト色の軟体動物を漁獲する。それはカルフォルニアで最も価値のある漁獲である。静かな波の下、ボートの陰では計り知れないほどのイカの群れが泳いでいる。
Nick Jurlin船長は煙草を口にくわえ、たくさんイカが入るようにせわしなく網を引く。一週間に5晩サンペドロの3代目の漁師は長靴をはき南カルフォルニア沿岸でイカ漁をする。50歳の先のとがったブロンド髪の彼はサングラスをかけた彼は少年のころから潮風の中で網と格闘してきた。

一晩で90フィート（24m）長さの船は世界的に人気のある漁獲でおよそ5万ドルを稼ぐ。獲れたイカは海外にも輸出されカラマーリcalamariとして供される。しかしCape Blanco やサンペドロやモントレーから出漁する10隻ほどのイカ漁船はこのブームについては不確実である。いつまで金になるイカの漁が続くのか。

Jurlin船長と乗組員は今晩4時間海に出ている。彼等だけではない。彼らの周りには10隻以上のまき網漁船が同じ仕事を始めている。網を打ちまわし、ホッドドッグくらいの大きさのイカを狙う。小舟が3万ワットの水上燈で海を照らし緑と白に輝いている。n Jurlinの合図で乗り組みが頭の上から金属の棒でペリカンフックをたたき不格好な金属製のスキフが海に滑り出しそのエンジン音が夜の大気に響く。乗組みはそれぞれに持ち場がある。黄色い浮子と鉄製のリングがボートの後ろ側に投下される。スキフは網の端を保持し、イカの群の周りに円周を描く。
世界市場に出回るイカはカルフォルニアの浅場で獲られる。毎年イカは膨大な群れを形成し、成熟すると抱卵してから死んでゆく。（以下省略）

ペナンの漁船 マレーシア

これらの船は伝統的なペナンの漁民のもの。ペナンは近代化されたが漁師は伝統的な船で収入を得る。収入が少ないということではなく。岸辺のレストランが魚を買ってくれるので満足できる収入である（4月8日TE）

ダイナマイト漁の禁止は容易でない インドネシア

東カリマンタンのBontang環境当局はダイナマイト操業が沿岸のサンゴ礁に大きな被害を及ぼすことを認めているがこの停止のためにできることが少ないという（4月2日JakaraGlobe）

Bontang環境局長のBaharuddinはこの地域のサンゴ礁6,000ヘクタールのうち4,200ヘクタールがダイナマイト操業により破壊されていると語った。「漁師らは1990年代以降この方法を利用、依然それが行われている」という。「サンゴ礁を破壊するだけではなく今後数年にわたり繁栄すべき海洋生物を阻止している。サンゴ礁の破壊により、他の数百種の海洋生物の生息場所を破壊しているためである」

Baharuddin氏の声明文は赤道環境フォーラムに対して環境部ループが懸念を表明してから1週間後に示されたものでBontang沖合のサンゴ礁の7割は工業や地元での投棄と地元漁師による爆発物の使用でひどく痛めつけられている。また建設材料目的での採掘もそれには含まれると。フォーラムの議長のLaode Udin はガスや採掘のブームがBontangに起こっていて、漁業者が漁獲増加のためにダイナマイトを用いている、こうした違法行為は当局を無視していると。

Baharuddin氏はダイナマイト操業の取り締まりでできることは少ない、この地区の漁h氏のほとんどがそれを行っているため取り締まりが難しいという。「二人の漁民が最近逮捕されたが、それでも彼らはやめようとしない」という。別の問題として爆薬を作るのに必要な化学品がこの街では簡単に手に入ることだという。「彼らの行いにより環境に与える損害についての認識は非常に少ない」とBaharuddinはいう。「我々はダイナマイトの使用に対しキャンペーンを持続し、環境が維持できる方法による操業を訴えている」と。