memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

使用された銃器はベレッタだ

2012-04-20 00:01:55 | 海事
インドの弾痕解析専門家は二人のインド人から発見された銃弾はベレッタ・ライフルによるものであると発言。「2丁のベレッタ中が犯罪に使用されたことが科学的検査で判明した」と(4月10日ANSA)

インドの裁判所は調査のため拘束しているイタリアのタンカーEnrica Lexieの釈放の可否を問うヒアリングを4月20日に行う。逮捕されたイタリア海兵のMassimiliano Latorre とSalvatore Gironeの二人は中国とインドの外交紛争の中心にあり、現在はThiruvananthapuram市で収監されている

アフリカ産ウナギ国内に 不漁で外来種稚魚を輸入

2012-04-20 00:00:47 | 水産・海洋
 今年二月、日本のウナギ(ニホンウナギ)とは別種のマダガスカル産などの稚魚(シラスウナギ)が輸入されていたことが財務省の貿易統計で十日、明らかになった。アフリカ産ウナギの輸入が統計上、確認されたのは初めて。ニホンウナギの稚魚が三年連続の極度の不漁であることを背景に、別種のウナギの稚魚が国内に養殖用として流通している可能性が高い(4月10日東京新聞・夕刊)

 専門家は「外来種の導入が拡大すると、(逃げ出して)日本のウナギの生息域を圧迫するなど悪影響を与える懸念がある」と警告している。
 統計によると二月、アフリカのマダガスカルから三十キロ、フィリピンから五十キロのシラスウナギが輸入されていた。 正確な種類は不明だが、専門家によると、マダガスカル産のウナギはアフリカ東海岸を中心に分布する別種のウナギ。
 フィリピンで捕れるシラスウナギにはさまざまな種類があり、中にはニホンウナギがごくわずかに交ざっていることもあるが、大部分は別種だという。

 ウナギ養殖業関係者によると、過去の不漁時にも、やはり別種のヨーロッパウナギやアメリカウナギの稚魚が養殖用に輸入されたことや、育ったヨーロッパウナギが資源維持のためとして放流され、日本周辺に定着しているのが確認されたことがある。ウナギの生態に詳しい東京大の青山潤・特任准教授は「成長した外来種のウナギが逃げ出したり、放流されたりして定着すれば、ただでさえ深刻なニホンウナギの生息状況に悪影響を与える可能性がある」と慎重な対応を求めている。
 
<ウナギ資源の減少> 広く食用にされているウナギは東アジアのニホンウナギのほか、欧州のヨーロッパウナギ、北米のアメリカウナギの3種が主だが、いずれも過去30~40年ほどの間に資源量が急減した。ニホンウナギの稚魚、成魚の国内の漁獲量はいずれもピークの1960年代後半の10%以下に減っている。ヨーロッパウナギの減少はさらに深刻で、国際自然保護連合(IUCN)によって「近い将来の絶滅の恐れが極めて高い」とされ、ワシントン条約の対象種にもなっている。

最新鋭の砕氷船2014年就航を目指す   中国

2012-04-20 00:00:20 | 海事
中国で1隻の砕氷船雲龍Xuelongに2014年新船が加わる、中国は極地の探査と科学研究に取り組む(4月9日MP)

現在の南極探査船Xuelong(写真)はこのほど第28次の探査から帰還した。日曜日に上海で行われたXuelongの28次航海からの帰還の記者会見の際に当局は新しい船が設計されており、2年以内に試験を行うと発表。2015年には北極と南極の探査が行われる予定であると。

「新船の概要設計に取り組んでいるが順調に進行している」と国家海洋局次長の Weng Lixinが発言、「新船は2014年に就航する」と。新船はより砕氷船に近く、Xuelongよりも効率的であるとXuelongの士官Wang Shuorenが語った。新しい砕氷船は最新の技術を備え極地での使用により適しているという。この船の設計は1.5m以上の砕氷能力があるという。中国北極南極行政局のZhao Ping, によれば中国は世界の名だたる砕氷船メーカーに仲間入りすることになると。

記者会見で同女史は、新船は海外企業により設計され、中国の造船所で建造されるという。「新船の設計について世界に向けて入札を行い、現在すでに決定した」という。これまでの情報によれば新船の航続距離は2万浬で建造コストは2億ドルという。中国は極地探査と科学調査に1984年以降活発であり、極地の基地も建設している。北極にはノルウエーのSvalbardに黄河基地があり、シェットランド諸島には長城基地、南極大陸の西側には中山基地、東には崑崙基地がある。最近の探査は昨年10月に始まり、Xuelongが南極基地への補給をするとともに様々な科学調査の業務を行った。この中には生態的調査や天体望遠鏡の設置もあった。

Xuelongは1993年にウクライナから購入したもので、本来は補給船であったが極地用としての改修がなされている。