memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

漁民への嫌がらせを抗議    中国

2012-04-22 00:01:42 | 海事
中国は水曜日フィリッピンに対し、南シナ海のHuangyan島(黄岩島、英名はScarborough Shoal)でのフィリッピン海軍による中国漁民への嫌がらせに対し抗議を表明した(4月12日新華社)

外交部報道官のLiu Weiminは定期記者会見の際にこの事件いついてのコメントを求められ発言したもの。フィリッピンの中国大使館によると、12隻の中国漁船が時化のためにこの岩礁に避難していたところ、フィリッピン軍艦が岩礁への入域を阻止したものという。フィリッピン側は兵士12人を岩礁に上陸させ、うち6人が武装していたが中国漁民に嫌がらせをしたというもの。

この海域で日常の活動を行っていた2隻の中国監視船がただちに現場に到着、漁民と漁船の保護にあたったと国家海洋局の水曜日の声明文は伝えている。Liu報道官は黄岩島におけるフィリッピンによる法の執行は中国の主権を侵害するものであり、南シナ海における平和と安定を維持しようという2国間の共通認識を破るものであると。状況を複雑に悪化させるフィリッピンのこうした行動を止めるよう呼びかけた。中国側は関係部局の船舶を黄岩島に差し向け、漁船と漁民は現在のところ安全であると。(以下省略)

紛争海域の島嶼に観光船    中国

2012-04-22 00:00:41 | 海事
中国のクルーズ客船"Scent of Princess Coconut"が紛争のある南シナ海のパラセル諸島への試験航海を終えたと国家報道機関が火曜日報じた。中国のこの動きは近隣諸国のベトナムなどを苛立たせることになる(4月10日Reuters)

中国とベトナムはパラセル諸島(中号名はXisha西沙)を含む南シナ海の一帯に対し互いに領有を主張し合っている。ここには40以上の小島や岩礁があり現在中国が管理している。この紛争はベトナム、ボルネオ、マレーシア、フィリッピン、台湾の主張に対抗している。パラセル諸島での観光の計画は長期間にわたる摩擦を生むことになる。この問題に関しては米国も関心を示している。

日本建造のこの船はパラセル諸島の北側への3日間の航海を行ったと新華社通信が伝えたが、今後の確定した航海の計画はないという。初期の計画では本船が Woody Island(Yongxing Island)に向かうが、船客は上陸は許されないとしていた。「このツアーは西沙諸島北岸をめぐり、素晴らしい景観と青い海を楽しんでから海南島に戻るもの」と中国南部で紛争地帯に最も近い海南島運輸局のHuang Pengはいう。

「次のステップとしてハイエンド旅客の需要に応え改善を行うために大型の船舶を建造する」とHuangが新華社に語っている。パラセル諸島への慣行は「これら島嶼に対する主権の宣言として重要である・・・ここは古代からの中国の領域である」と当局者は述べている。中国外交部国境海事担当の長であるDeng Zhonghuaは人民日報のウエブサイトには質問セッションもあるが,中国はパラセル諸島の慣行利用を許可する権利があると。「この問題は完全に中国の主権の問題であり、他国が干渉する余地はない」と彼はいう。(以下省略)