マニラ発:南シナ海での海事紛争は膠着状態にあるとフィリッピンが日曜日発表した(4月15日AFP/ChiannelNewsAsia)
一週間続いたにらみ合いが緩和されたあとにもScarborough岩礁には2隻の中国船がとどまっているとフィリッピン側が報じた。このにらみ合いの原因となった8隻の中国漁船はすでに現場海域を離れた。「膠着状態は依然続いている。両者は相互に連絡を取っている」と外務省報道官のRaul Hernandez が短い声明を出した。外務大臣のAlbert del Rosarioが米国に向け出発、1週間滞在しそこで補佐官とともに交渉がもたれると。
この危機はフィリッピンが領海と主張している海で8隻の中国漁船が4月8日に発見されたことから始まった。フィリッピン海軍が中国漁民逮捕にむけて軍艦を派遣したが、中国側が3隻の監視船を派遣、軍艦を取り囲んだもの。マニラ側は木曜日海域から軍艦を引き戻し、漁獲を積んだ中国漁船は2隻の監視船に護衛されてすでに現場を離れたことにより土曜日には緊張は緩和された。
フィリッピンが前向きな動きを歓迎したものの、その後、北京は2隻の監視船を派遣するとともに、フィリッピン艦艇の上空には中国機が飛来したと伝えている。またフィリッピン籍の科学調査船に対する中国側の嫌がらせがあるという。この船に乗船しているのは9人のフランス人で考古学的調査を行っているものというが、それ以上の詳細を外務省は伝えていない。軍部によればフィリッピン沿岸警備隊はルソン島から230㎞西に位置する岩礁に残り中国側の動きを監視しているという。
一週間続いたにらみ合いが緩和されたあとにもScarborough岩礁には2隻の中国船がとどまっているとフィリッピン側が報じた。このにらみ合いの原因となった8隻の中国漁船はすでに現場海域を離れた。「膠着状態は依然続いている。両者は相互に連絡を取っている」と外務省報道官のRaul Hernandez が短い声明を出した。外務大臣のAlbert del Rosarioが米国に向け出発、1週間滞在しそこで補佐官とともに交渉がもたれると。
この危機はフィリッピンが領海と主張している海で8隻の中国漁船が4月8日に発見されたことから始まった。フィリッピン海軍が中国漁民逮捕にむけて軍艦を派遣したが、中国側が3隻の監視船を派遣、軍艦を取り囲んだもの。マニラ側は木曜日海域から軍艦を引き戻し、漁獲を積んだ中国漁船は2隻の監視船に護衛されてすでに現場を離れたことにより土曜日には緊張は緩和された。
フィリッピンが前向きな動きを歓迎したものの、その後、北京は2隻の監視船を派遣するとともに、フィリッピン艦艇の上空には中国機が飛来したと伝えている。またフィリッピン籍の科学調査船に対する中国側の嫌がらせがあるという。この船に乗船しているのは9人のフランス人で考古学的調査を行っているものというが、それ以上の詳細を外務省は伝えていない。軍部によればフィリッピン沿岸警備隊はルソン島から230㎞西に位置する岩礁に残り中国側の動きを監視しているという。