memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

価格急騰でシラスウナギ輸入が急落   日本

2012-04-16 12:19:24 | 水産・海洋
この1月から2月のシラスウナギの輸入は価格がキロ当たり210万円とかつての倍に急騰したことから減少したことが大蔵省のデータで判明した(4月6日kyodo/Japan Times)

これは日本だけではなく、他のアジア諸国でもシラスウナギ漁獲の減少に見舞われている。日本はシラスウナギを香港からのみ輸入している、しかし成鰻は台湾から輸入している。台湾はシラスウナギの輸出を保護の理由で禁止している。業界筋によれば、台湾のシラスウナギが香港を経由して大量に非合法に輸出されているという。

日本のウナギ養殖業者は輸入に頼り、食需要にかなう大きさまで鰻を養殖しているという。この1月2月の香港からの輸入は3,830 kgであるが、2011年の同じ時期のそれは7,236 kg また2010年は8,999 kg であったという。今年の取引価格はキロ当たりおよそ216万円、これに対し2011年は81万円、2010年はおよそ100万円であったという。従って台湾から成鰻を輸入しているがこれも前年に比べ20%減少している。台湾の養殖業者の中にはシラスウナギが入手できぬために養殖をあきらめた者もいるという。

日本はウナギの主要消費国であるが、ウナギの取引についてより適正な政策が必要であり、より正確な食品表示が業者に求められると消息筋はいう。台湾はシラスウナギの輸出を2007年11月に禁止、日本は2008年以降台湾からは輸入していない。日本御鰻はグアム島周辺の太平洋で5月から8月に産卵することが知られている。このシラスウナギは海流により北方に運ばれ、東アジアの日本、韓国、台湾、中国などに到達。河口域で冬場に漁獲され養殖されたのち食用として消費される。

New York Times紙は米国産シラスウナギも漁獲低調のために価格が高騰していることを伝えている。米国メイン州ではシラスウナギの捕獲が盛んで、別の場所として米国では南カルフォルニアがあるという。米国政府は米国産鰻を絶熱危惧リストに載せることを検討しているという。

黄金色のタイが38,000ドルで売れた   バングラデシュ

2012-04-16 12:18:52 | 亜細亜海道
男たちが黄金色のタイ科の魚を運んでいる、チッタゴンでのこと(4月6日AFP)

バングラデシュのチッタゴン港で中国人の商人がこの珍しい黄金色の魚に38,000ドルの値を付けて買い取った。氏名不詳のこの商人は香港から来たもので37キロのこの魚を購入「この魚の浮き袋とジューシーな身は美味」と魚を販売したJahangir Saudagarはいう。Saudagarはチッタゴン港近くのGhat魚市場で働いているが水曜日ベンガル湾から戻った漁師から購入したものという。彼は500人もの商人との競売に勝って魚を得た。
「この魚が高値がつくことは知っていたので、ほかの競り人があきらめるまでトライした」という。チッタゴンの海洋漁業科学院の動物学教授 Noman Siddiqui は普通は赤か銀色の魚が黄金色であると高値が付くという。「毎年3~4尾の黄金色のものがベンガル湾で獲れると彼はいう。アジア諸国ではタイの身は美味とされている。

漁期終了、省レベルで貝類禁漁に   ベトナム

2012-04-16 12:18:25 | 亜細亜海道
ベトナム中南部のBinh Thuan省は漁業者に対し8月までの貝類の採取を禁止した。 (4月5日TFSND)

この4か月間の一時禁漁は貝類の保護のために2010年から始められたと人民委員会の議長Le Tien Phuongがベトナムニュースに伝えた。55mm から 60mm以上の貝類のみ採取できるという。
この禁漁を破ったものは3000万ベトナムドン(US$1,430)の罰金と 6か月間の漁業権没収が課せられるという。