昨日の防災の日に、首都直下型地震級の大きな打撃を与えたと思われる 福田首相の辞任発表 があり、なんとも無責任だわ・・・と私も思いましたが、それは置いといて、福田という名前を確実に後世に遺すことになった 「洞爺湖サミット」 を振り返ってみたいと思います。
といっても、政治的な内容ではありません。
実は ディナーに供されたワインで ひと騒動 がありました。
サミット初日の総理夫妻主催の社交ディナーでサービスされたシャンパンを紹介した外務省のプレスリリースや各メディアに対して、シャンパーニュ地方ワイン生産同業委員会(CIVC)からクレームが出されたのです。
それはこちらの箇所
「日本人が初めて設立したワイナリーで造られたシャンパンがサービスされた」(外務省プレスリリース)
「日本人が初めて設立したワイナリーで造られたシャンパンが供された」
(ロイター)
外務省のプレスリリース上からは、すでに問題のシャンパン名とそれに関する記述が削除されていますが、CIVCが名指ししたロイターの記事は依然として前のまま残っています。
ワイン関係者なら、すぐに「え?シャンパーニュに日本人の設立したところなんてないよねぇ?」と疑問に思うはず。
問題のシャンパンは 「Le Reve Grand Cru / La Seule Gloire Champagne」という銘柄で、コート・デ・ブランのChampagne De Sousaという生産者がつくったMAモノ。
MA とは 「Marque d'Acheteur」(マルク・ダシュトゥール)のことで、ある顧客用にオリジナルブランドのラベルを貼って出した、いわばPB商品。
例えば、ドゥーツ社のつくる「タイユヴァン」ラベルのシャンパンもMAです。
外務省は、件のシャンパンの発注元兼輸入元のうたい文句
「日本人による日本人のためのシャンパンブランド」をすっかり信じてディナー用ワインにチョイスし(誰かワインの専門家におうかがいを立てなかったのでしょうか・・・)、プレスリリースにも載せてしまったのでしょう。
そして、外務省のプレスリリースを見たロイターの記者もそう信じたわけで・・・
サミット以前のメディア記事については、ワインの専門家でないライターさんが、輸入元の資料を素直に信じて書いたというところでしょうか。
このシャンパン、昨年は芸能人ビッグカップルの結婚披露宴で出され、さらに洞爺湖サミットで採用と、大きな露出を重ねてきましたが、今回の件でマイナスの影響が出ているでしょうねぇ・・・
詳細はCIVCのニュースリリースをご覧ください
といっても、政治的な内容ではありません。
実は ディナーに供されたワインで ひと騒動 がありました。
サミット初日の総理夫妻主催の社交ディナーでサービスされたシャンパンを紹介した外務省のプレスリリースや各メディアに対して、シャンパーニュ地方ワイン生産同業委員会(CIVC)からクレームが出されたのです。
それはこちらの箇所
「日本人が初めて設立したワイナリーで造られたシャンパンがサービスされた」(外務省プレスリリース)
「日本人が初めて設立したワイナリーで造られたシャンパンが供された」
(ロイター)
外務省のプレスリリース上からは、すでに問題のシャンパン名とそれに関する記述が削除されていますが、CIVCが名指ししたロイターの記事は依然として前のまま残っています。
ワイン関係者なら、すぐに「え?シャンパーニュに日本人の設立したところなんてないよねぇ?」と疑問に思うはず。
問題のシャンパンは 「Le Reve Grand Cru / La Seule Gloire Champagne」という銘柄で、コート・デ・ブランのChampagne De Sousaという生産者がつくったMAモノ。
MA とは 「Marque d'Acheteur」(マルク・ダシュトゥール)のことで、ある顧客用にオリジナルブランドのラベルを貼って出した、いわばPB商品。
例えば、ドゥーツ社のつくる「タイユヴァン」ラベルのシャンパンもMAです。
外務省は、件のシャンパンの発注元兼輸入元のうたい文句
「日本人による日本人のためのシャンパンブランド」をすっかり信じてディナー用ワインにチョイスし(誰かワインの専門家におうかがいを立てなかったのでしょうか・・・)、プレスリリースにも載せてしまったのでしょう。
そして、外務省のプレスリリースを見たロイターの記者もそう信じたわけで・・・
サミット以前のメディア記事については、ワインの専門家でないライターさんが、輸入元の資料を素直に信じて書いたというところでしょうか。
このシャンパン、昨年は芸能人ビッグカップルの結婚披露宴で出され、さらに洞爺湖サミットで採用と、大きな露出を重ねてきましたが、今回の件でマイナスの影響が出ているでしょうねぇ・・・
詳細はCIVCのニュースリリースをご覧ください