シャブリ の話をもうひとつ 
シャブリといえば牡蠣、と、よく牡蠣(カキ)が引き合いに出されます。
仏ブルゴーニュの白ワイン、シャブリには牡蠣が最高にマッチするから、と言われますが、さて、実際にはどうでしょう?
これを探るべく、シャブリと牡蠣のマリアージュ会が春先にありました。

「かなわ」というカキ専門店のヴァージンオイスターの瓶詰め(これは便利だと思いました)
ちゅるんとみずみずしい生牡蠣には、酸のシャキッとしたフレッシュな白ワインがよく合い、シャブリの他には、仏ロワールのミュスカデなどもオススメです。
牡蠣にシャブリをチョイスするなら・・・・

左)Chablis 2009 Louis Jadot 右)Chablis 2009 William Fevre
今回のマリアージュでは、
樽を使わない、酸のキリリとした村名クラスの若いChablis がベストマッチ でした
キンメリジャン(キンメリッジ)という石灰質を含む独特の土壌がもたらすミネラル感と、ブルゴーニュの中でも北に位置するシャブリならではのしっかりした酸味が村名クラスのシャブリにおいてシンプルに表現され、牡蠣のミネラル感ともよく合っていると感じました。
ルイ・ジャドのシャブリは、酸の厚み、ほどよい果実味の甘みがあります。
ウイリアム・フェーヴルのシャブリは、酸がしっかりしながらも、タッチがソフトで、ふくよかさ、やさしさがあります。

どちらも生牡蠣に合い、軽くバターソテーした牡蠣でもいけました



左)Chablis 1er Vaillon 2008 右) Chablis Grand Cru Bougros 2008 /William Fevre
1級ヴァイヨンも、特級ブーグロも、樽を使って熟成。
1級ヴァイヨンはトロピカルフルーツ系のアロマがあり、ボディの厚み、コク、カスタードっぽい風味のする、飲みごたえのある旨いワインです。
生牡蠣とのマリアージュも悪くはありませんが、ソテーはよく合いました。
特級ブーグロはさらに厚みを増し、複雑さがアロマにも味わいにも現れます。
しっとりとしたタッチで、まろやかでコクのあるシャブリですが、樽熟成によるまったりした風味があるので、単独で飲み続けると重たくなってくるかもしれません。
生の牡蠣と樽の風味の相性はNGですが、ソテーした牡蠣とは意外に大丈夫でした。バターでソテーし、クリーミーになったことが一役買っていると思います。
そのまま飲むなら1級のヴァイヨンが私のイチオシ。バランスがいいのでスイスイいけてしまいます。
生牡蠣&軽くソテーした牡蠣なら村名シャブリ、クリーミーでコクのある洗練された料理と合わせるなら特級のブーグロ、でしょうか。


Petit Chablis 2009 Theodore de Vaucharmes
村名シャブリの下に格付けされているのが、知る人ぞ知る プティ・シャブリ。
生産量は1級シャブリよりも少なく、よって、日本に入ってくる量も少ないですが、お値段が手頃なので、見つけたら試してみると面白いと思います。
このプティ・シャブリは酸がイキイキとしてフレッシュ。しかし、酸の厚みに欠け、ボディが軽く、やはりちょっと物足りない感じは否めません。
とはいえ、軽快でスッキリした飲み心地で、お値段もライトなので、今年のような暑~い夏に楽しむにはもってこいです。ランチタイム、アペリティフに軽いスナック、etc...と、マリアージュを考えずに気軽に飲めるのがいいと思います。
この日はブラックオリーブをつまみにしましたが、この組み合わせはオススメですよ

牡蠣はRの付く月以外は食べてはダメ、とよく耳にしますよね?
Rの付く月とは、September(9月)から翌年のApril(4月)までのこと。
May(5月)からAugust(8月)はRの文字がないことから、牡蠣を食べるには適さないといわれます。旬ということもありますが、暑い季節であるため食中毒も心配されるからです。
とはいえ、「岩牡蠣」の旬は夏。
世界各国でさまざまな種類の牡蠣が養殖され、日本にも輸入されていますから、季節に関係なく牡蠣を楽しむことができます。
食中毒に関連しては、白ワインには殺菌作用がある、という研究発表があります。
牡蠣とシャブリのマリアージュは、食中毒の点からも理にかなっているんですね


シャブリといえば牡蠣、と、よく牡蠣(カキ)が引き合いに出されます。
仏ブルゴーニュの白ワイン、シャブリには牡蠣が最高にマッチするから、と言われますが、さて、実際にはどうでしょう?
これを探るべく、シャブリと牡蠣のマリアージュ会が春先にありました。

「かなわ」というカキ専門店のヴァージンオイスターの瓶詰め(これは便利だと思いました)
ちゅるんとみずみずしい生牡蠣には、酸のシャキッとしたフレッシュな白ワインがよく合い、シャブリの他には、仏ロワールのミュスカデなどもオススメです。
牡蠣にシャブリをチョイスするなら・・・・

左)Chablis 2009 Louis Jadot 右)Chablis 2009 William Fevre
今回のマリアージュでは、
樽を使わない、酸のキリリとした村名クラスの若いChablis がベストマッチ でした

キンメリジャン(キンメリッジ)という石灰質を含む独特の土壌がもたらすミネラル感と、ブルゴーニュの中でも北に位置するシャブリならではのしっかりした酸味が村名クラスのシャブリにおいてシンプルに表現され、牡蠣のミネラル感ともよく合っていると感じました。
ルイ・ジャドのシャブリは、酸の厚み、ほどよい果実味の甘みがあります。
ウイリアム・フェーヴルのシャブリは、酸がしっかりしながらも、タッチがソフトで、ふくよかさ、やさしさがあります。

どちらも生牡蠣に合い、軽くバターソテーした牡蠣でもいけました



左)Chablis 1er Vaillon 2008 右) Chablis Grand Cru Bougros 2008 /William Fevre
1級ヴァイヨンも、特級ブーグロも、樽を使って熟成。
1級ヴァイヨンはトロピカルフルーツ系のアロマがあり、ボディの厚み、コク、カスタードっぽい風味のする、飲みごたえのある旨いワインです。
生牡蠣とのマリアージュも悪くはありませんが、ソテーはよく合いました。
特級ブーグロはさらに厚みを増し、複雑さがアロマにも味わいにも現れます。
しっとりとしたタッチで、まろやかでコクのあるシャブリですが、樽熟成によるまったりした風味があるので、単独で飲み続けると重たくなってくるかもしれません。
生の牡蠣と樽の風味の相性はNGですが、ソテーした牡蠣とは意外に大丈夫でした。バターでソテーし、クリーミーになったことが一役買っていると思います。
そのまま飲むなら1級のヴァイヨンが私のイチオシ。バランスがいいのでスイスイいけてしまいます。
生牡蠣&軽くソテーした牡蠣なら村名シャブリ、クリーミーでコクのある洗練された料理と合わせるなら特級のブーグロ、でしょうか。


Petit Chablis 2009 Theodore de Vaucharmes
村名シャブリの下に格付けされているのが、知る人ぞ知る プティ・シャブリ。
生産量は1級シャブリよりも少なく、よって、日本に入ってくる量も少ないですが、お値段が手頃なので、見つけたら試してみると面白いと思います。
このプティ・シャブリは酸がイキイキとしてフレッシュ。しかし、酸の厚みに欠け、ボディが軽く、やはりちょっと物足りない感じは否めません。
とはいえ、軽快でスッキリした飲み心地で、お値段もライトなので、今年のような暑~い夏に楽しむにはもってこいです。ランチタイム、アペリティフに軽いスナック、etc...と、マリアージュを考えずに気軽に飲めるのがいいと思います。
この日はブラックオリーブをつまみにしましたが、この組み合わせはオススメですよ


牡蠣はRの付く月以外は食べてはダメ、とよく耳にしますよね?
Rの付く月とは、September(9月)から翌年のApril(4月)までのこと。
May(5月)からAugust(8月)はRの文字がないことから、牡蠣を食べるには適さないといわれます。旬ということもありますが、暑い季節であるため食中毒も心配されるからです。
とはいえ、「岩牡蠣」の旬は夏。
世界各国でさまざまな種類の牡蠣が養殖され、日本にも輸入されていますから、季節に関係なく牡蠣を楽しむことができます。
食中毒に関連しては、白ワインには殺菌作用がある、という研究発表があります。
牡蠣とシャブリのマリアージュは、食中毒の点からも理にかなっているんですね


どっかの缶詰と違って美味しいけど高いんですよね。100gで1110円!グレプシー度オイルで漬けてあるんですが…ちょっとお値段が。他にかき茶漬け、佃煮、塩辛、かきカレーなんていうのもやってます。そっかーシャブリねぇ…頭の中は完全日本酒モードでした(笑)
「かなわ」のヴァージンオイスターは、オイル漬けではなく、ほぼ「生」みたいです。
生牡蠣を出したいけれど、生はちょっと不安、ということで、この瓶詰めがチョイスされたとのこと。
調べてみると、ええ!こんなにお高いの?!とビックリするほどいいお値段だった印象が強く・・・
でも、小さい瓶なのに、たくさん入っていました。
(小粒ですが)
8人くらいまでの会なら、一人あたり3粒程度行渡りそうな感じでしたので、実は意外とオトクなのかもしれません(笑)