カラリと晴れた週末の昼、素敵なランチのお誘いを受けて出かけてきました。
昨年の8月に来日した豪州バロッサのワイン生産者 「Bethany Wines」(ベサニー・ワインズ)の5代目 Geoff Schrapel(ジェフ・シュラペル)氏の共同経営者であり弟でもあるRobert Schrapel(ロバート)一家とのワインランチです。
Robert&Anna夫妻と息子のRyan、彼らの友人家族が日本に遊びに来ていたのです(なんと1カ月ものバカンス!)。
会場は、千駄木の「Ristorante tono;4122」
私がはじめてベサニーのワインを飲んだのも、ここででした。
未成年のライアン君を除く10名で、こちらのワインを昼から飲み干しました

右から)
Bethany Riesling Eden Valley 2012
Bethany Chardonnay Barossa Valley 2011
Bethany Semillon Barossa Valley 2012
Bethany Old Vine Grenache Barossa Valley 2011
Bethany Cabernet Sauvignon Barossa Valley 2009
Bethany Shiraz Barossa Valley 2010
Bethany GR 12 Reserve Shiraz 2008
Bethany Select Late Harvest Riesling Barossa Valley 2014
ベサニーのワインはひととおり兄のジェフと一緒の時に飲んでいますので、各ワインの詳しい解説は、昨年のリポートをぜひご覧ください。
2013年8月リポート 【前編】 → コチラ / 【後編】 → コチラ

白ワインは、近いヴィンテージの品種違いの3本です。
2012年ヴィンテージのセミヨンは日本では未発売で、今回ロバートが持参してくれました。
Riesling Eden Valley 2012 はやさしい味わいの中にミネラルを感じ、自然に入ってくる飲みやすいタイプ。
Chardonnay Barossa Valley 2011 は非常にクリーンで、酸がしっかりしていました。
Semillon Barossa Valley 2012 は、この日の白ワインの中で、料理との最高のマリアージュ を見せてくれました。

よく熟したセミヨンのブドウを使っているのがよくわかります。樽で熟成させていますが、樽は2年目以降のものなので、それほど強くはありません。フルーツのボリュームがあり、なめらかでリッチ。それでいて、飲み飽きないバランスの良さがあり、フードとの相性が最高でした。

前菜)サーモン・パテ、ライムチキン、キッシュ・ロレーヌ
Robertの奥様Annaが、「サーモンに合うわ。キッシュロレーヌともバッチリね!」と言うので、私も試してみたところ、本当によく合う!
セミヨンって、他の国だとソーヴィニヨン・ブランなどとブレンドされることが多く、ブドウそのものの性質がわかりにくいですが、セミヨン単体のワインが幅広く食事と合わせられるとは、嬉しい発見です。




赤ワイン3種

樹齢80年を超えるグルナッシュの古木からの Old Vine Grenache 2011 は、自然なタッチで入ってきますが、繊細ながらスパイシーな風味がジワジワ広がります。うま味があり、どこかピノ・ノワール的なニュアンスも感じました。アルコール度数14.5%ながら、この繊細さ!
日本人チームから「アスマンスハウゼン(ドイツ)的」という声もありました。

Shiraz Barossa Valley 2010 は、完熟ブドウの甘美な果実味と充分な酸の絶妙なバランスが取れたワインで、デリケートな“しっとり感”を感じました。このしっとり感が、オムパスタの卵と意外にもよく合ったんです。

tono のふわとろオムパスタ ボローニャ風ミートソース
オムレツの中にはパスタが入り、ボリュームたっぷりの一皿。
Shiraz Barossa Valley 2010は、卵だけでなく、ミートソースともよく合いました。
オムレツは白ワインのChardonnay Barossa Valley 2012ともイケましたし、ミートソースはOld Vine Grenache 2011、まだまだ若さのある Cabernet Sauvignon Barossa Valley 2009 ともよくマッチ。

GeoffとRobert兄弟の名前の頭文字を付けた GR 12 Reserve Shiraz 2008 は、チョコレートを思わせる甘いなめらかさがあり、これはもううっとりです。
ロバートは「リッチで甘いソースをかけたビーフ、ラム肉にプラムのフレーバーのソースをかけたものに合うと思う」と言っていました。

毎年リリースしないGR には“X番目”という通し番号がついています -2008年は12番目


デザートのパンナコッタとともにいただく締めのデザートワインは、これまたロバートが手持ちで持参してくれた日本未発売の Select Late Harvest Riesling Barossa Valley 2014 。
2014年って今年ですよ!いつ収穫したのか尋ねると、4月の終わりとのこと。
昨年飲んだレイトハーベストのリースリングは2005年と、だいぶ熟成したものでしたが、今回の2014年は、さすがにフレッシュでチャーミングな甘さでした。明るいランチタイムにいただくには、若くてフレッシュなデザートワインもいいですね。

日本酒に興味津々のRobert 隣は息子のRyan君

予想をはるかに超える本数のワインを飲み、昼からいい気分に(笑)
さらにいい気分になるのは、2013年に紹介した時には、まだベサニーのワインが日本に輸入されていなかったのですが、その後、2014年6月から日本への輸入が開始されたことにもあります。

2014年9月3日に都内で開催された豪州ワイン試飲会でもベサニーが紹介されました
輸入元は明治屋です。
現在、明治屋の六本木店、広尾店、丸ビル店でベサニーのワインが販売されています。
価格は、リースリングとセミヨンの2500円からGRの9000円まで(税抜)と幅広く、オールドヴァインのグルナッシュなんて2800円(税抜)ですよ?
これは“買い”でしょう
昨年、兄のジェフが「料理と一緒に楽しむワインをつくっている」 と言っていましたが、ベサニーのワインは皆でおいしいものを一緒に食べながら飲むと、笑顔でハッピーになれるワインだと思います。

Ristorante tono;4122の外岡シェフ&マダム、Robert familyに感謝!
Ristorante tono;4122
東京都文京区千駄木4-1-22
http://www.tono4122.com/
※輸入元:「株式会社明治屋」のニュースリリース → コチラ
昨年の8月に来日した豪州バロッサのワイン生産者 「Bethany Wines」(ベサニー・ワインズ)の5代目 Geoff Schrapel(ジェフ・シュラペル)氏の共同経営者であり弟でもあるRobert Schrapel(ロバート)一家とのワインランチです。
Robert&Anna夫妻と息子のRyan、彼らの友人家族が日本に遊びに来ていたのです(なんと1カ月ものバカンス!)。
会場は、千駄木の「Ristorante tono;4122」

私がはじめてベサニーのワインを飲んだのも、ここででした。
未成年のライアン君を除く10名で、こちらのワインを昼から飲み干しました


右から)
Bethany Riesling Eden Valley 2012
Bethany Chardonnay Barossa Valley 2011
Bethany Semillon Barossa Valley 2012
Bethany Old Vine Grenache Barossa Valley 2011
Bethany Cabernet Sauvignon Barossa Valley 2009
Bethany Shiraz Barossa Valley 2010
Bethany GR 12 Reserve Shiraz 2008
Bethany Select Late Harvest Riesling Barossa Valley 2014
ベサニーのワインはひととおり兄のジェフと一緒の時に飲んでいますので、各ワインの詳しい解説は、昨年のリポートをぜひご覧ください。
2013年8月リポート 【前編】 → コチラ / 【後編】 → コチラ

白ワインは、近いヴィンテージの品種違いの3本です。
2012年ヴィンテージのセミヨンは日本では未発売で、今回ロバートが持参してくれました。
Riesling Eden Valley 2012 はやさしい味わいの中にミネラルを感じ、自然に入ってくる飲みやすいタイプ。
Chardonnay Barossa Valley 2011 は非常にクリーンで、酸がしっかりしていました。
Semillon Barossa Valley 2012 は、この日の白ワインの中で、料理との最高のマリアージュ を見せてくれました。

よく熟したセミヨンのブドウを使っているのがよくわかります。樽で熟成させていますが、樽は2年目以降のものなので、それほど強くはありません。フルーツのボリュームがあり、なめらかでリッチ。それでいて、飲み飽きないバランスの良さがあり、フードとの相性が最高でした。

前菜)サーモン・パテ、ライムチキン、キッシュ・ロレーヌ
Robertの奥様Annaが、「サーモンに合うわ。キッシュロレーヌともバッチリね!」と言うので、私も試してみたところ、本当によく合う!
セミヨンって、他の国だとソーヴィニヨン・ブランなどとブレンドされることが多く、ブドウそのものの性質がわかりにくいですが、セミヨン単体のワインが幅広く食事と合わせられるとは、嬉しい発見です。




赤ワイン3種

樹齢80年を超えるグルナッシュの古木からの Old Vine Grenache 2011 は、自然なタッチで入ってきますが、繊細ながらスパイシーな風味がジワジワ広がります。うま味があり、どこかピノ・ノワール的なニュアンスも感じました。アルコール度数14.5%ながら、この繊細さ!
日本人チームから「アスマンスハウゼン(ドイツ)的」という声もありました。

Shiraz Barossa Valley 2010 は、完熟ブドウの甘美な果実味と充分な酸の絶妙なバランスが取れたワインで、デリケートな“しっとり感”を感じました。このしっとり感が、オムパスタの卵と意外にもよく合ったんです。

tono のふわとろオムパスタ ボローニャ風ミートソース
オムレツの中にはパスタが入り、ボリュームたっぷりの一皿。
Shiraz Barossa Valley 2010は、卵だけでなく、ミートソースともよく合いました。
オムレツは白ワインのChardonnay Barossa Valley 2012ともイケましたし、ミートソースはOld Vine Grenache 2011、まだまだ若さのある Cabernet Sauvignon Barossa Valley 2009 ともよくマッチ。

GeoffとRobert兄弟の名前の頭文字を付けた GR 12 Reserve Shiraz 2008 は、チョコレートを思わせる甘いなめらかさがあり、これはもううっとりです。
ロバートは「リッチで甘いソースをかけたビーフ、ラム肉にプラムのフレーバーのソースをかけたものに合うと思う」と言っていました。

毎年リリースしないGR には“X番目”という通し番号がついています -2008年は12番目


デザートのパンナコッタとともにいただく締めのデザートワインは、これまたロバートが手持ちで持参してくれた日本未発売の Select Late Harvest Riesling Barossa Valley 2014 。
2014年って今年ですよ!いつ収穫したのか尋ねると、4月の終わりとのこと。
昨年飲んだレイトハーベストのリースリングは2005年と、だいぶ熟成したものでしたが、今回の2014年は、さすがにフレッシュでチャーミングな甘さでした。明るいランチタイムにいただくには、若くてフレッシュなデザートワインもいいですね。

日本酒に興味津々のRobert 隣は息子のRyan君

予想をはるかに超える本数のワインを飲み、昼からいい気分に(笑)
さらにいい気分になるのは、2013年に紹介した時には、まだベサニーのワインが日本に輸入されていなかったのですが、その後、2014年6月から日本への輸入が開始されたことにもあります。

2014年9月3日に都内で開催された豪州ワイン試飲会でもベサニーが紹介されました
輸入元は明治屋です。
現在、明治屋の六本木店、広尾店、丸ビル店でベサニーのワインが販売されています。
価格は、リースリングとセミヨンの2500円からGRの9000円まで(税抜)と幅広く、オールドヴァインのグルナッシュなんて2800円(税抜)ですよ?
これは“買い”でしょう

昨年、兄のジェフが「料理と一緒に楽しむワインをつくっている」 と言っていましたが、ベサニーのワインは皆でおいしいものを一緒に食べながら飲むと、笑顔でハッピーになれるワインだと思います。

Ristorante tono;4122の外岡シェフ&マダム、Robert familyに感謝!
Ristorante tono;4122
東京都文京区千駄木4-1-22
http://www.tono4122.com/
※輸入元:「株式会社明治屋」のニュースリリース → コチラ

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