イタリア・トスカーナ州の中心地フィレンツェ周辺に広がるChianti(キアンティ)は、実に魅力的なワイン産地です。
コロナのせいで、今は行くことができませんが、コロナ終息後にぜひ行きたいと思っている候補地のひとつが、このキアンティにあります。
ちょうど1年前の4月末に、キアンティの生産者が来日し、都内で試飲会が開催されたのですが、その中で私が一番気に入ったワイナリーが、Chianti Colli Fiorentiniエリアにある「Torre a Cona」です。
Torre a Cona(Italy, Toscana)
ここの生産者のつくるワインの、おだやかで、すーっと入ってくる、しみじみとした味わいが気に入りました。
Torre a Cona Chianti Colli Fiorentini DOCG 2017
Badia a Corte Chianti Colli Fiorentini DOCG Riserva 2015
キアンティ・コッリ・フィオレンティーニの方は、サンジョヴェーゼ90%、コロリーノ10%のブレンド。
アルコール発酵からマロラクティック発酵までステンレススティールのバットで行ない、熟成は30%を50ヘクトリットルの大樽で、70%をステンレスバットで8カ月。
リゼルバのバディア・ア・コルテは、単一畑で、サンジョヴェーゼ100%。
こちらも発酵はステンレスのバットで行ない、熟成は25ヘクトリットルのスラヴォニアンオーク樽で24カ月。
1ヘクトリットル(HL)は100リットルで、50HL=5000リットル、25HL=2500リットル。
フランスのボルドーで使われる熟成用のオークの小樽は225リットルです。
Torre a Conaのキアンティは大樽で熟成させ、バリック小樽を使っていません。
そのおかげで、口なじみがよく、しみじみとおいしいワインになっています。
滋味です。
ずっと飲んでいられます。
Colorino Casamaggio 2016 Toscana IGT Rosso
コロリーノからつくられた赤ワインで、エチケットには、歴史あるワイナリーの建物(城)と敷地が美しく描かれています。
このワイナリーでは、ワインショップ、宿泊施設、レストランも併設されているので、ぜひ訪問してみたいと思っています。
フィレンツェ中心部から、車で30分少々で行ける距離だそうです。
Merlaia 2012 Vin Santo del Chianti DOC
キアンティの甘美なワイン、ヴィンサント
色がかなり濃く、飴色!
Chiaraさん (2019年4月25日)
あれから1年、キアラさんはお元気でしょうか?
新型コロナの影響で、イタリアは、今年はもう訪問できそうにありませんが、次はぜひ!
※未輸入(どこかぜひ!)