ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

日本チリ修好120周年でますます注目のチリのワイン&フード!

2017-10-23 10:00:00 | ワイン&酒
日本とチリの間で1897年に結ばれた「日本チリ修好通商航海条約」が、2017年9月25日で120年を迎えました。

また、2007年の「日本チリ経済連携協定」締結からも10年となりました。

それを記念し、先週はチリ元大統領をはじめとしたVIPが来日され、チリ関係のイベントやプレゼンテーションが色々と開催されました。



10月18日にコンラッド東京で開催された、チリワインと食品、観光の総合プロモーション「Chile Food Wine and Travel 2017」では、チリの産物やワインが紹介されました。

チリといえばワインですが、シーフードやフルーツも素晴らしく良質で、日本にもチリのサーモン、レモン、キーウイ、ブルーベリー、ブドウなどが輸出されています。
写真はありませんが、ブルーベリーがとても大粒でおいしかった

レモンについては、先日リポートした記事をご覧ください → コチラ



翌10月19日には、チリ産スパークリングワインの新プロジェクト発表会がありました。


チリ前大統領 エドゥアルド・フレイ



Wnes of Chile(チリワイン協会)は、チリ産スパークリングワインを推進する「ESPUMANTE Chile ―エスプマンテ チリ」をローンチしました。
エスプマンテとは、スペイン語でスパークリングワインのことです。

チリのワインは、日本市場ではフランスを抜いて1位になりました。
「チリのワイナリー約300社が輸出、強力に成長した。1位の日本だけでなく、他のアジア地域でも成長が著しく、これからもしっかり成長し続けることを期待する」と、フレイ氏。



「エスプマンテ チリ」は、“フレッシュで、ナチュラルで、モダンなチリの上質なスパークリングを、日本の若い人に飲んでほしい”ということを目的としたプロジェクトです。



「チリで一番成果を挙げてきたのはワイン。日本では、チリワインがNO.1となったが、日本はアジア市場ではスパークリングワイン市場でもNo.1品質が高いチリのスパークリングワインを、日本で広く飲んでほしい」と、チリ貿易振興局 ディレクターのアレハンドロ・ブビニック氏。




チリスパークリングワインのコンセプトは “フレッシュライフ”



ワインズ・オブ・チリ ディレクターのアンジェリカ・ベレンズエラ氏は、
「チリの風土がワインの生産に適している。太平洋とアンデス山脈に挟まれた冷涼な気候があり、フレッシュで、ナチュラルで、モダンなスパークリングワインができるチリのスパークリングワインを通じて、フレッシュでナチュラルな生活を味わってほしい。日本の若い人にもぜひ飲んでほしい」とアピール。




シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵でつくられるものをはじめ、さまざまな方式、スタイル、テイストのスパークリングワインがチリではつくられています。



コスパを誇るチリワインですから、スパークリングも手頃な価格のものから色々と揃っています。



こんな大きなボトルも実際にあるでしょうか?(笑)



これまでは、スティルワインのコスパの良さが強調されてきましたが、チリの良質なスパークリングワインを見逃してはいけません



スパークリングワインは人を笑顔にします



日本チリ経済連携協定(EPA)が関税撤廃に向かっていますので、チリのワインは、スティルもスパークリングも、ますます注目です。

しかし、皆さん、色々なポージングを嬉しそうにしてくださいました(笑)


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする