一昔前は、ワイン生産者というと年配男性というのが一般的なイメージでしたが、昨今は若い人や女性も多く、むしろ若手&女性のワイン生産者の活躍が目立ちます。
2月にモンペリエで開催されたワイン展示会「Vinisud」では、フランスのコート・デュ・ローヌ地方が 「女性」 にフォーカスしたブースを展開していました。
そのタイトルは 「femmes vigne rhône」
直訳すると“ローヌの女性のブドウ畑”ですが、“ブドウ栽培者-Vigneron”の音(ヴィニュロン)と“ヴューニュ ローヌ”を掛けたタイトルになってます。

ローヌも歴史あるワインの伝統産地ですが、このブースには20の生産者が集まり、すべて女性が前面に立って対応していました。
ぐるっと見てみると、ビオの造り手がいくつかあります。

その中から、落ち着いた雰囲気の女性が立つ「Chateau UNANG」へ。

Chateau UNANG
アヴィニョンの東に位置する生産者で、特徴は、砂地の土壌。

AOC Ventoux のワインを中心に生産し、ブドウ品種は、グルナッシュ、シラー、サンソー、ルーサンヌなど。

Joanna King
Chateau UNANGは、Joanna と夫のJames Kingが2001年に購入しました。
彼らは徐々にオーガニックに移行し、白ワイン用のブドウは2012年に、赤ワイン用にブドウは2013年にオーガニックの認証を取得。
熟成しつつあるヴィンテージのワインもよかったですが、若いヴィンテージのワインは味わいのピュアさが増し、オーガニックのいい成果が出てきているようです。

私がオーガニックに興味があると知ったジョアンナが、「ここに寄ってみて」と、紹介してくれたのが、「Chateau la Canorgue」。

Chateau la Canorgue
アペラシオンとしてはAOC Luberonが中心になります。
すべてのワインではありませんが、AB認証を取得しています。

Nathalie Margan
ナタリーは5代目。
彼女の父が40年前からオーガニックに取り組み始めたといいます。
色々なラインナップのワインがあり、
「CP」というラベルのワイン「Coin Perdu」は、100年ぐらい前からあるという忘れ去られていた場所の畑のブドウからつくられていますが、同じフィールドにシラーやグルナッシュetc...のブドウが混植されています。
ちなみに、「Coin Perdu」とは「失われたコーナー」。そのまんまです(笑)
試飲したこの2013年は、9月中旬に収穫。
酸とうまみのバランスが絶妙ですが、まだまだ若い!
「10年以上待つべきね」と、ナタリー。

長熟タイプもあれば、今すぐ飲んでおいしい 「Béret Frog」もあります。
こちらはIGP Méditerranée。
ベレー帽をかぶったカエルがユーモラスで、カエル好きの友人に教えてあげたい~
キレイな色のロゼは、ガメイとシラー。
赤はシラー、グルナッシュ、カベルネ。
赤のベレー帽カエルなど、一部のワインは日本に入ってます(輸入元:ル ヴァン ナチュール)

ワイナリーの女性たちは、笑顔が素敵なだけでなく、知識も豊富です。
女性たちの活躍は、もはやごくごく当たり前の時代となってきました。
とはいえ、まだまだ、「女性生産者」とか「女史」などの表現がされることが多いのも否めません。
ちなみに、私は、この「女史」という言葉が嫌いなので、記事を書く際には決して使いませんし、自分が呼ばれたくもありません。
「男性生産者」、「男史」は、非常に不自然ですよね?
今回の、ローヌの「femmes vigne rhône」は非常に評価できる内容でしたが、10年後、20年後?には、「女性生産者」―そんなふうに呼んでいた時代もあったよね…となってくるのではないでしょうか。
2月にモンペリエで開催されたワイン展示会「Vinisud」では、フランスのコート・デュ・ローヌ地方が 「女性」 にフォーカスしたブースを展開していました。
そのタイトルは 「femmes vigne rhône」
直訳すると“ローヌの女性のブドウ畑”ですが、“ブドウ栽培者-Vigneron”の音(ヴィニュロン)と“ヴューニュ ローヌ”を掛けたタイトルになってます。

ローヌも歴史あるワインの伝統産地ですが、このブースには20の生産者が集まり、すべて女性が前面に立って対応していました。
ぐるっと見てみると、ビオの造り手がいくつかあります。

その中から、落ち着いた雰囲気の女性が立つ「Chateau UNANG」へ。

Chateau UNANG
アヴィニョンの東に位置する生産者で、特徴は、砂地の土壌。

AOC Ventoux のワインを中心に生産し、ブドウ品種は、グルナッシュ、シラー、サンソー、ルーサンヌなど。

Joanna King
Chateau UNANGは、Joanna と夫のJames Kingが2001年に購入しました。
彼らは徐々にオーガニックに移行し、白ワイン用のブドウは2012年に、赤ワイン用にブドウは2013年にオーガニックの認証を取得。
熟成しつつあるヴィンテージのワインもよかったですが、若いヴィンテージのワインは味わいのピュアさが増し、オーガニックのいい成果が出てきているようです。

私がオーガニックに興味があると知ったジョアンナが、「ここに寄ってみて」と、紹介してくれたのが、「Chateau la Canorgue」。

Chateau la Canorgue
アペラシオンとしてはAOC Luberonが中心になります。
すべてのワインではありませんが、AB認証を取得しています。

Nathalie Margan
ナタリーは5代目。
彼女の父が40年前からオーガニックに取り組み始めたといいます。
色々なラインナップのワインがあり、
「CP」というラベルのワイン「Coin Perdu」は、100年ぐらい前からあるという忘れ去られていた場所の畑のブドウからつくられていますが、同じフィールドにシラーやグルナッシュetc...のブドウが混植されています。
ちなみに、「Coin Perdu」とは「失われたコーナー」。そのまんまです(笑)
試飲したこの2013年は、9月中旬に収穫。
酸とうまみのバランスが絶妙ですが、まだまだ若い!
「10年以上待つべきね」と、ナタリー。

長熟タイプもあれば、今すぐ飲んでおいしい 「Béret Frog」もあります。
こちらはIGP Méditerranée。
ベレー帽をかぶったカエルがユーモラスで、カエル好きの友人に教えてあげたい~

キレイな色のロゼは、ガメイとシラー。
赤はシラー、グルナッシュ、カベルネ。
赤のベレー帽カエルなど、一部のワインは日本に入ってます(輸入元:ル ヴァン ナチュール)

ワイナリーの女性たちは、笑顔が素敵なだけでなく、知識も豊富です。
女性たちの活躍は、もはやごくごく当たり前の時代となってきました。
とはいえ、まだまだ、「女性生産者」とか「女史」などの表現がされることが多いのも否めません。
ちなみに、私は、この「女史」という言葉が嫌いなので、記事を書く際には決して使いませんし、自分が呼ばれたくもありません。
「男性生産者」、「男史」は、非常に不自然ですよね?

今回の、ローヌの「femmes vigne rhône」は非常に評価できる内容でしたが、10年後、20年後?には、「女性生産者」―そんなふうに呼んでいた時代もあったよね…となってくるのではないでしょうか。
