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ワインな ささやき ※「はてなブログ」(https://may-w.hatenablog.com/)に引っ越します

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

素朴な南フランスの伝統菓子

2016-04-03 16:30:00 | 甘いもん
2月に南仏モンペリエで開催されたワイン展示会「Vinisud」のために滞在していたモンペリエのホテルの朝食のブッフェに、地元産と思われるお菓子がありました。



葉巻みたいな細長いもの(左)と、薄くてパリパリしたもの(右)。
これらはどういった素性のものなんでしょうか。




そうしたら、思いもかけず、「Vinisud」の会場の中に南仏の特産品を紹介しているコーナーがあり、その中に気になっていたこれらのお菓子がありました。




La Zézette de Sète (ゼゼット・ドゥ・セト) はこの会社の登録商標名ですが、いろいろ調べてみると、もはや、この形のお菓子の一般名称名のように使われているようです。



長さ10~15cm、厚さ1cm、重さ10gが平均的なサイズのビスキュイで、プロヴァンス周辺で古くから作られていた伝統菓子のようです。
そのレシピを掘り起こしたのが、上記の菓子店「La Belle Epoque」。

地元産の白ワインを生地に混ぜ込んで焼き、ザラザラとした砂糖を表面にまぶしているのが特徴なのですが、ワインが入っていることは気が付きませんでした。
でも、ワイン入りのお菓子とは、さすがワインの産地です




薄くパリパリしたお菓子は Oreillettes(オレイエット)

こちらはモンペリエ周辺の村が発祥のようです。
薄く伸ばした小麦生地を油で揚げ、粉砂糖をまぶした菓子で、クリスマスやカーニバルによく作るようです。



左が“オレイエット”、右は“Mantecao”。
オレイエットは、店によって、大きさや形も少しずつ違っています。



Mantecao(モンテキャオ)はシナモン風味のビスキュイで、スペインのアンダルシア地方が起源。
上のパックは、色々なフレーバーのモンテキャオの詰め合わせ。




他のお菓子を見ると、素朴な焼き菓子が多いように思いました。



シトラスフレーバーのお菓子は多く、レモン風味のゼゼットやオレイエッティも試食してきました。
レモン風味は爽やかで気に入りました



アーティザンのショコラティエ MALAKOFF



ここは日本には上陸していないショコラティエだと思います。


ペースト類も色々と作っているようです




南仏はオリーブも名産品


ビールも気になりました


試飲できなかったのが残念!(笑)



そうそう、肝心の 南仏スイーツですが、後でお土産に買おうと思ったら、街中の店ではどれも大きなサイズのパックしか見つからなかったので、断念しました。
色々な種類が詰まっているパックがあれば良かったんですけど。

そして、時間があれば、南仏の食巡りもしたかった!
それはまた次回の楽しみに取っておきましょう

コメント
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