このところ 春ボジョレー を紹介してきましたが、桜 の季節といえばやはり ロゼワイン です
ロゼワインは桜の花と同じ色をしていますので、それだけでウキウキし、華やかな気分になります。また、そのまま飲むにも飲みやすく、さまざまなフードともよくマッチするので、和洋中なんでもありの花見の宴席にピッタリのお酒といえます。
ロゼワインを最も多く生産している国はフランスで(28%)、2位にイタリア(21%)、同点3位にスペインとアメリカ(18%)が続きますが、欧州勢が全世界の75%を占めています。
フランスの中では、プロヴァンス38%、ロワール20%、ボルドー&周辺13%、ローヌ12%と、プロヴァンスがダントツで、全世界のロゼワイン生産量の8%を誇ります。
プロヴァンスでは、ロゼ88%、赤9%、白3%ですから、
ロゼワインといったらプロヴァンス、プロヴァンスといったらロゼ
ロゼワインの代表的な6色のサンプル (ロゼセンターとプロヴァンスワイン審議会が作成)
プロヴァンスワインの産地は、南仏マルセイユとニースの間とその周辺です。
紀元前6世紀頃、港町マルセイユにはギリシャ人が船でやってきていました。彼らは薄い色の付いた飲物を携えていましたが、それこそがロゼワインでした。
その飲物をマルセイユでもつくろうと、ギリシャ人たちがブドウの樹を植えたのが、フランスのワインづくりの最初といわれています。つまり、プロヴァンスがフランス最古のワイン産地であり、ロゼワインこそが最古のワイン、ということになります。
当事は、黒い皮で白い果肉を持つブドウを足で踏み、少し色がついただけの果汁を発酵したもの=ロゼワインをつくり、兵士たちの飲物として配っていました。薄い色のワインは兵士たちのノドを潤し、栄養補給にもなる大事なものでした。このような形で、ワインづくりはマルセイユからフランス南部、スペイン、ポルトガルの欧州各地に伝わっていきました。
プロヴァンスでは88%がロゼ、9%が赤、3%が白
それにしても、なぜ、プロヴァンスでは88%という高い割合でロゼワインがつくられているのでしょう?
やはり、フランス最古の産地&最古の手法という“誇り”を持ち続けているからなのでしょうか?
フランスでは、ロゼはバカンスのワイン といわれます。
夏、フランスでは日本よりもずっと長いバカンスを過ごします。バカンス先は人によりさまざまですが、コート・ダジュールを抱える南仏プロヴァンス周辺は、伝統的なバカンス地です。
南仏の明るい光の下、昼から飲むには重厚な赤ワインは似合いません。また、色味のおとなしい白ワインよりピンク色のロゼワインの方がバカンス気分を華やかに盛り上げてくれる ことは間違いありません。
何よりも、カラッと晴れた南仏の夏には、キリッと冷えた、果実の味わいとアロマが豊かで辛口のプロヴァンスのロゼワインが心地よく染み込むことでしょう。
ああ、想像するだけでノドが渇いて来ました(笑)
プロヴァンスのロゼワインは辛口ですから、アペリティフはもちろん、ただワインだけをゆるりと飲み続けてもよく、食中酒としても大いに活躍してくれます。
他の産地のロゼワインも、辛口タイプであれば、同様に楽しめます。
日本では、バカンスの時期というよりも、冒頭で書いたように、やはり 桜の咲くこの時期こそロゼワインが最もよく似合い、楽しめそうじゃありませんか?
美しい色のロゼワインには、リラックス&リフレッシュ効果もあるように思います。
年度末からバタバタしていた方も多いと思いますが、桜の季節を迎えた今、肩の力を抜き、桜とロゼワインでほっこりとした時間を過ごしてみませんか
右)Vallombrosa Grand Vin Rose 2007
なんと!1本1万円のプロヴァンス・ロゼワイン発見!(左の赤も1万円)
セレブが集まるコート・ダジュール周辺では、こんなセレブなロゼも人気とか。
これだけのお値段だと飲むのに緊張してしまいそう?(笑) (輸入元:ブリストルジャポン)
【後編】 に続きます
ロゼワインは桜の花と同じ色をしていますので、それだけでウキウキし、華やかな気分になります。また、そのまま飲むにも飲みやすく、さまざまなフードともよくマッチするので、和洋中なんでもありの花見の宴席にピッタリのお酒といえます。
ロゼワインを最も多く生産している国はフランスで(28%)、2位にイタリア(21%)、同点3位にスペインとアメリカ(18%)が続きますが、欧州勢が全世界の75%を占めています。
フランスの中では、プロヴァンス38%、ロワール20%、ボルドー&周辺13%、ローヌ12%と、プロヴァンスがダントツで、全世界のロゼワイン生産量の8%を誇ります。
プロヴァンスでは、ロゼ88%、赤9%、白3%ですから、
ロゼワインといったらプロヴァンス、プロヴァンスといったらロゼ
ロゼワインの代表的な6色のサンプル (ロゼセンターとプロヴァンスワイン審議会が作成)
プロヴァンスワインの産地は、南仏マルセイユとニースの間とその周辺です。
紀元前6世紀頃、港町マルセイユにはギリシャ人が船でやってきていました。彼らは薄い色の付いた飲物を携えていましたが、それこそがロゼワインでした。
その飲物をマルセイユでもつくろうと、ギリシャ人たちがブドウの樹を植えたのが、フランスのワインづくりの最初といわれています。つまり、プロヴァンスがフランス最古のワイン産地であり、ロゼワインこそが最古のワイン、ということになります。
当事は、黒い皮で白い果肉を持つブドウを足で踏み、少し色がついただけの果汁を発酵したもの=ロゼワインをつくり、兵士たちの飲物として配っていました。薄い色のワインは兵士たちのノドを潤し、栄養補給にもなる大事なものでした。このような形で、ワインづくりはマルセイユからフランス南部、スペイン、ポルトガルの欧州各地に伝わっていきました。
プロヴァンスでは88%がロゼ、9%が赤、3%が白
それにしても、なぜ、プロヴァンスでは88%という高い割合でロゼワインがつくられているのでしょう?
やはり、フランス最古の産地&最古の手法という“誇り”を持ち続けているからなのでしょうか?
フランスでは、ロゼはバカンスのワイン といわれます。
夏、フランスでは日本よりもずっと長いバカンスを過ごします。バカンス先は人によりさまざまですが、コート・ダジュールを抱える南仏プロヴァンス周辺は、伝統的なバカンス地です。
南仏の明るい光の下、昼から飲むには重厚な赤ワインは似合いません。また、色味のおとなしい白ワインよりピンク色のロゼワインの方がバカンス気分を華やかに盛り上げてくれる ことは間違いありません。
何よりも、カラッと晴れた南仏の夏には、キリッと冷えた、果実の味わいとアロマが豊かで辛口のプロヴァンスのロゼワインが心地よく染み込むことでしょう。
ああ、想像するだけでノドが渇いて来ました(笑)
プロヴァンスのロゼワインは辛口ですから、アペリティフはもちろん、ただワインだけをゆるりと飲み続けてもよく、食中酒としても大いに活躍してくれます。
他の産地のロゼワインも、辛口タイプであれば、同様に楽しめます。
日本では、バカンスの時期というよりも、冒頭で書いたように、やはり 桜の咲くこの時期こそロゼワインが最もよく似合い、楽しめそうじゃありませんか?
美しい色のロゼワインには、リラックス&リフレッシュ効果もあるように思います。
年度末からバタバタしていた方も多いと思いますが、桜の季節を迎えた今、肩の力を抜き、桜とロゼワインでほっこりとした時間を過ごしてみませんか
右)Vallombrosa Grand Vin Rose 2007
なんと!1本1万円のプロヴァンス・ロゼワイン発見!(左の赤も1万円)
セレブが集まるコート・ダジュール周辺では、こんなセレブなロゼも人気とか。
これだけのお値段だと飲むのに緊張してしまいそう?(笑) (輸入元:ブリストルジャポン)
【後編】 に続きます