お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

東宮拓実書作展を見に行く

2006年10月03日 | その他
 甥の東宮拓実書作展「はじまりのはじまり」を見に行って来た。

 1982年生まれのまだ若い書家である。
 初めての個展の案内を貰って、見に行くのを楽しみにしていた。彼の作品は高校生の時から見てきた。誠実な、端正な書だった。

 彼は小学生から書道を習い始め、ずっと書いていたのは知っていた。しかし、東京学芸大の書道専攻に入ったと聞いてちょっと驚いた。親戚にそういう人は誰もいなかったから・・・

 学芸大なので将来は書道塾の先生か、学校の習字の先生になるのかと思っていたらどうもそういう道は最初から頭になくて「書家」として歩む決心をしたらしい。

 ううむ、芸術家か!素晴らしいけど一番困難な道ではないか・・・と、老婆心。

 会場に入ってみて、ちょっと驚いた。若い割に、書体を変えたさまざまなジャンルの作品が並んでいた。太い筆で書いた漢字一文字のもの。流れるような草書体のもの。かなり細い筆で味のある和紙に書いた繊細なもの。一畳はあろうかという大きな作品の文字は現代風な丸文字のような書体だった。

 私が興味を持ったのは細かい字を集めて十字架をかたちどった作品。布のうえにぎっしりと隙間無く書いてあった。彼が北京に留学していた時、私たち夫婦もたまたま旅行で行っていた。そのときに夫から貰った聖書から思いついて書いたそうである。

 どの作品も値段は一万円。立派な額に入った素敵な作品がその値段ではちょっと安すぎると思った。私は売約済みのシールが貼ってあったその十字架の作品が欲しくてもう一枚書いてもらうことにした。

 拓実くん、これからもいい作品を書き続けてね!

(時間のある方は見に行って励ましてください。場所はギンザギャラリーハウス。地下鉄「銀座一丁目」6番出口から1分です)

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