お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

気になった二つの記事

2009年06月04日 | 社会
 昨日の夕刊にはいくつか気になる記事がありました。
 その中でも次の二つは特に心に響いたので、ちょっとご紹介します。

 『今どき、こんな会社が実際にあるの?』

 「人生の贈り物」というコーナーに、樹研工業というとっても小さな歯車(米粒に乗っかるくらい小さな小さな歯車で、何万分の一グラムの世界)を作る会社の社長さんの談話が出ていました。

 まずは、この見出しに仰天させられます!
「定年・給与評価・出勤簿・・・すべて無し」

 中を読むと更にすごいことが・・・社員の採用が、なんと「先着順」ですよ!信じられません。しかも、性別、年齢、国籍などいっさい関係なし、履歴書は見ないんですって。
(この話をしたら、障害児をもつお母さんが「障害者も雇ってくれるのかしら?」と言ってましたが、私もそこが知りたいです)

 面白いのは、新入社員に「遅刻しそうになったら遅れろ。事故を起こしたら馬鹿馬鹿しい」と言うそうです。寛大だなあ!

 この他にも、海外にある12の合弁会社とは契約書を交わさず全て口約束とか、結婚退職した女性社員が復帰するときはいなかった間も昇給していたとみなすとか、もう普通の会社経営の「常識」とは真反対のことばかりが書いてありました。

 ここは社員と経営者、さらに周辺の会社との信頼関係だけで成り立ってるんだなあと、羨ましくなります。
 社長の松浦さん、素晴らしい方ですね、何がきっかけでこういう経営方針に至ったのか知りたいです!

 『進むべき道を探す』

 「私の収穫」というコラムに人類学者の中沢新一さんが「大地に落ちる」という題で短文を書いていました。

 内容は彼が少年の頃もっとも衝撃を受けた言葉が聖書の「一粒の麦が大地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ」という句で、自分はどこに落下していくべきなのか、そんな大地があるのか必死に探していた・・・・というのです。

 このコラムはまだ続くようなので、この話がどう展開していくのか分かりませんがちょっと興味を覚えました。
 「大地に落ちる」という表現で自分の着地点を探すというのは、初めてですから・・・


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 忍野村で農業体験  <その3> | トップ | ウィーン少年合唱団を聞きに »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

社会」カテゴリの最新記事