水曜、木曜の二日間、Kさんが我が家の掃除に来てくれました。
普段、掃除を始めるのに腰が重い私ですが、お手伝いがいるとなると一緒に気軽に動けるのは不思議ですね。
Kさんは昔、いわゆる家政婦さんをしていたので掃除が得意です。しかも、少しも休まず体を動かし続けます。 私は、掃除を始める前に先日ビデオに撮っておいたNHKのプロフェッショナル仕事の流儀「心をこめて 当たり前の日常を」を見てもらいました。Kさんに見せたくて消さずにおいたのです。
その人新津春子さんは40代の女性で、彼女の職場である羽田空港を世界一きれいな空港にした、それこそ掃除のプロです。父親が中国残留孤児で、彼女は中国では「日本へ帰れ」、日本に来ると今度は『中国へ帰れ」といじめられ続けてきたという過酷な過去を持っています。彼女は高校を出ると、言葉のいらない職業として清掃を選ぶしかなかったといいます。
しかしそこで素晴らしい上司と出会い、一生の仕事として清掃にうちこみ、技能で日本一に輝きます。
彼女の仕事ぶりを、Kさんは食い入るように見ていました。いくらかでも共通する部分を感じていたのかもしれません。
キッチン、風呂場、エアコンなど、kさんはくるくると動いて掃除をしてくれました。私が「お茶にしましょう」「もう、お昼にしましょうよ」と言ってもなかなかやめません。昔は食事も取らずに働いたそうです。厳しい雇い主には、何度もやり直しをさせられたとか・・・
Kさんは自分の住まいはもちろん、汚れを見つけるときれいにせずにはいられない性格で「これが私の病気」とまで言います。集会所の渋で汚れた茶碗やポットが気になって、頼み込んできれいにさせてもらっているほどです!
そして、一泊二日の清掃が終わりました。
当然ではありますが、家が片付き、きれいになると気持ちいいモノですね!心の中まできれいになった気分がします。Kさん、有り難う!
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