お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

観劇・感激! 井上ひさし「ロマンス」

2007年09月26日 | 映画・演劇・本
 昨日、世田谷パブリックシアターに「ロマンス」を見に行った。

 チェーホフの生涯を描いたミュージカルコメディ。面白かった!役者がみんな達者で一人で何役もこなし、舌を巻く。さすがプロ!歌も良かったなア。

 出演者六人。みんな良かったけれど、私の一押しは大竹しのぶ・・・じゃなくて、松たか子・・・じゃなくて、木場勝己という初老の男性。初めてその名前を知った。

 彼が何役も演じていた中で、最高に面白かったのはチェーホフの父親役と、寝てばかりいる大学教授役。人物造形がうまい。見ていてわくわくするうまさ。こんなすごい人を今まで知らなかったんだ、私。

 井上作品はみんな楽しく最高だけど、最近はちょっと眠たくなるものもあった。でも、これは面白かった。腹を抱えて笑えた。
 脚本も良く出来ていて、少年・青年・中年・壮年のチェーホフが入り乱れるのによくわかり、立体的に人物が浮かんでくる。

 ただ、私には気になるセリフがあった。それは、誰が言ったのか忘れたが、
「宗教なんて、人間が頭の中で作り出したものさ。頭をぶるぶるっとふったら、そんなものはどこかに行ってしまう。」
 人間は生きている間だけがすべてさ・・・といったようなセリフだ。

 こう単純に思っている人はこの世に多いと思う。でも、こんな宗教観を安易に言わせて欲しくなかった。それとも、別の意図があったのを私が聞き損なったのか?

 
 世田谷パブリックシアターは初めての劇場。3階席で、舞台は崖の上から谷底を見ているような感じで、ちょっと怖いくらいだった。

 劇場には東急世田谷線で行ったが、ここの電車は可愛くてメルヘンチック、しかもカラフルで線路上を走るバス、といった感じ。江ノ電と似てる。

 今回びっくりしたのは、踏み切りで自動車が通る間、電車の方がストップしていたこと!つまり、赤信号なら電車も停まるのだ。こんなの初めての経験だった。
(帰ってからネットで調べたら、道路の渋滞を防ぐためだそうです)

 劇も電車もよかった!(全然関連してないけど・・・)

 
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