お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

広木先生、ありがとう!

2017年11月20日 | ボランティア

 2017年度のカワサキキッズ麻生、最後の講座を締めくくるのは、広木克行先生による「グループカウンセリング」でした!

 昨年度、今年度と続けて講師を依頼してきましたが,毎回「この先生をお呼びして良かった!」と思う内容の素晴らしさです。その中でも、今回は特別に先生のカウンセラーとしてのお力が光っていました。

 参加者は10人。その中で3人の方がご自分の悩みを相談して下さいました。そのどれもが、『私がカウンセラーだったらなんと答えて良いか・・・むずかしくて、答えられないなあ』と思う内容でした。

 しかし、広木先生は相談者の訴えに静かに耳を傾け、少しでも疑問点があると丁寧に聞き正してから、訴えを丸ごと受けとめられます。そして、私が思ってもいなかった方向から光を与え、受けとめるべき事を語られます。相談者の話に登場する本人は勿論、家族や周囲の人を含め、誰をも責めたりしません。そして、関係修復のための確実なアドバイスをされます。

 Aさんの相談

  5歳の子どもの母。父親の態度について。食事中、絶えずこどもにあれこれ注意をする。子どもがツリーを飾りたいというと、先ず片付けろといい、本を片付けることからやらせる。子どもに心の安定がない。

 広木先生

 こういうケースは多い。日本の教育システムが「職業人」になることを求め、「家庭人」になることを求めていない。母親は親として磨かれていくが、父にはない。

 子ども 0歳~ 母子一体期   3歳~母子分離期  5歳~男の子は父親に、女の子は母親に憧れる心理的同一視

 父を理想の男としてみる,ウルトラマン以上  じゃれあい、ふれあいが大事 父親とのふれあいは心の栄養

 子どもが結婚の話をしてくるのは、ませているからではなく、自分の出生はウエルカムだったのか不安に思う現れ。

 解決への道は、両親揃ってプロカウンセラーの所へ行く

Bさんの相談は、大学まで順調に進んだ姉と、不登校気味の妹の問題。  Cさんの問題は発達障害の親子から、自分の子が不登校になったのはCさんの長男が原因と言われるという問題

 先生はこの二つについて。 Bさんには「子どもの数だけものさしをもつこと」、姉妹それぞれの個性を個性として評価すること、Cさんには子どもの発達障害とは何か、情緒障害とのちがいはなにかを詳しく語られ、相手の母親への支援が大切なこと、発達障害であれば子への適切な支援が求められることを語って下さった。

 最後にDさんが、不登校の長男が不登校になった本当の原因を語ってくれて、将来についての希望も語ってくれたと報告をして下さり、会場は喜びに包まれました。

 そして、何より嬉しいのは「不登校の親の会」が今日をきっかけに立ち上がろうとしていることです!!

 私は相談者と広木先生のお話を聞いて、これは問題を抱える親子の問題と言うだけでなく、日本人全体が考えるべき問題だと強く思いました。

 会の最後にマイケル・ムーア監督の「世界戦略のススメ」のなかのフィンランドの教育(日本と真反対)の部分を視聴しました。この映画、オススメです!!

       

 会の後は打ち上げで柿生の「とん鈴」へ・・・・スタッフと参加者さんをまじえて10人。ここでも話は盛り上がりました!

 皆さん、有り難う!

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