お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

姉の死 <その2>

2005年08月06日 | その他
 昨夜、5年前の教え子のお母さんからメールが届いた。今、広島に向かう新幹線の中にいますと・・・

 その方は、数ヶ月前にお父様を亡くされた。そのお父様が被爆者だったので、明日の慰霊式典に出席するというメールだった。私は、伯父と伯母がやはり広島で被爆したこと、昨日姉が亡くなったことを返信した。

 そして、奇しくも今日、8月6日が姉の通夜の日となった。

 今日の姉は納棺され、棺の上には姉の愛用の品や孫娘たちが描いた在りし日の絵などが賑やかに置かれていた。

 そして、姉は家族によってきれいにお化粧されていた。そのため、少し若返り、眠っているかのように見えた。(エンゼルメイクというそうですね)

 私は義兄に姉にネイルケアをほどこす許可を取った。実は8月15日にネイルケアをする約束が二ヶ月も前からしてあったのに、それができないうちに姉が亡くなったのが心残りだったのだ。

 息子のお嫁さんのSさんは、冷たくなった姉の指先に丁寧にネイルケアをしてくれた。ピンクのマニキュアを塗って、こころなしか手の色も明るくなった。生前の姉だったら、どんなに喜んだことだろう!

 祭壇の姉はたくさんの花に囲まれていた。花が大好きな姉の最後にふさわしいものであった。
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