1月17日
ダメだ、バルザック。「赤と黒」のとき、ジュリアン・ソレルに感じたのと同じ感想がまた浮かんできました。「リュシアン・ド・リュパンブレがどうなろうと知ったことか!」。この「幻滅」の主人公にぜんぜん興味を持てない。人間関係はどんどん複雑になり、作者も、そしてそういう展開が好きな読者も、ノリノリになっているのだろうなあ、という感じはわかるのですが、こちらはどんどん冷めていき、展開を追う気力がなくなってしまいました。野心家、とか、政治的人間関係とか、やっぱり私はダメですね。興味がない。それでもなんとか「幻滅(抄)」は読みました。しかし、その続編の「浮かれ女盛衰記」はつらい。出てくる男にも女にも「どうぞご勝手に!」としかいえない。これでは読書にならないですね。というわけで、ポケットマスターピース「バルザック」、読了ならないまま終了です。
ダメだ、バルザック。「赤と黒」のとき、ジュリアン・ソレルに感じたのと同じ感想がまた浮かんできました。「リュシアン・ド・リュパンブレがどうなろうと知ったことか!」。この「幻滅」の主人公にぜんぜん興味を持てない。人間関係はどんどん複雑になり、作者も、そしてそういう展開が好きな読者も、ノリノリになっているのだろうなあ、という感じはわかるのですが、こちらはどんどん冷めていき、展開を追う気力がなくなってしまいました。野心家、とか、政治的人間関係とか、やっぱり私はダメですね。興味がない。それでもなんとか「幻滅(抄)」は読みました。しかし、その続編の「浮かれ女盛衰記」はつらい。出てくる男にも女にも「どうぞご勝手に!」としかいえない。これでは読書にならないですね。というわけで、ポケットマスターピース「バルザック」、読了ならないまま終了です。