マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

創世記25章:ヤコブの信仰・・・親の教育 そして 『蛇のように賢く、鳩のように素直に』

2015-06-12 14:00:00 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

 面白い。 今も昔も人の心は変わらない?

          創世記25章。 『信仰者の親』と呼ばれるアブラハムの孫たちの話。
        アブラハムの息子・イサクの双子の息子:兄のエサウ弟のヤコブの会話。
               兄弟二人の特徴が顕著に出る会話です。

 『エサウはヤコブに言った。「お願いだ、そこの赤いもの(弟が煮た煮物)を食べさせてほしい。わたしは疲れきっているんだ。」
 
       ヤコブは言った。 まず、お兄さんの長子の権利を譲ってください。」
   「ああ、もう死にそうだ、長子の権利などどうでもよい」とエサウが答えると、
       ヤコブは言った。「では、今すぐ誓ってください。」
エサウは誓い、長子の権利をヤコブに譲ってしまった。 エサウは飲み食いしたあげく立ち、去って行った。
           こうしてエサウは、長子の権利を軽んじた。』
                                       創世記 25章30節~34節


          神が、アブラハムに そして アブラハムの息子・イサクに誓った『誓い』
『わたしはあなたの子孫を天の星のように増やし、地上の諸国民はすべて、あなたの子孫によって祝福を得る。』

    アブラハムからイサクヘ。 イサクから息子へ。 そしてキリストへとつながる『祝福の一族の長子権』
 
       『長子権』・・・ 兄のイサクは軽んじました。 弟のイサクは兄から奪い取りました。
                      兄は長子権を食べ物と引き換えました。 弟は母親の入れ知恵で長子権を得る
 


今日は6月12日。金曜日。
金曜日は、午前は『聖書講義』と午後は『聖書通読会・聖書100週間』、聖書三昧の一日です。

      今日の聖書通読会は 『創世記25章~36章』:『ヤコブの信仰』についてです。

今日は・・・
       ヤコブ兄弟への特徴ある『親の教育』 そして 『兄弟の熾烈な戦い』 面白い!


       
 『二人の子供は成長して、
 エサウは巧みな狩人で野の人となったが、ヤコブは穏やかな人で天幕の周りで働くのを常とした。
   父イサクはエサウを愛した。狩の獲物が好物だったからである。 しかし、母・リベカはヤコブを愛した。』
                                                  同 25章27節&28節

    親は、自分好みの子がいて、その子に『自分の信念』 を投影する。  のかもしれませんね!

イサクの双子の息子も、両親の影響を受けて、成長して行きます。

    が喜ぶのを見て・・・獲物を追って野を駆け巡り、益々、野の人となっていくエサウ
    の知恵を受け継ぎ・・・家の周りで、母と共に、益々、穏やかさと知恵を身につけていくヤコブ

      
    『親の教育』 は 子の将来を左右するものと実感します! 一緒の恐ろしささえ覚えます

 


兄から『長子権』を奪い取った弟・ヤコブ。
   母の英断の助言を得て、激怒しヤコブを殺そうと考える兄エサウの追跡から、逃げます

そんな逃亡の道すがら。

      『ヤコブは石を一つ取って枕にして、その場所に横たわった。
           すると、彼はを見た。
    先端が天まで達する階段が地に向かって伸びており、
        
しかも、神の御使いたちがそれを上ったり下ったりしていた』         同 28章10~12節
 『Landscape with the Dream of Jacob:ヤコブの夢の景観        Michael Willmann作品

           『見よ、主が(夢見るヤコブの)傍らに立って言われた。
       「わたしは、あなたの父祖アブラハムの神、イサクの神、主である。
      あなたが今横たわっている子の土地を、あなたとあなたの子孫に与える。
    あなたの子孫は大地の砂粒のように多くなり、西へ東へ、北へ、南へと広がっていくであろう。
        地上の氏族はすべて、あなたとあなたの子孫によって祝福に入る。」』   
                                               同 28章13節~14節

 夢の中で・・・
       神は、ヤコブに、兄から奪い取った、 『長子権の大役と責任』 を自覚させます。
                同時に。
           神は、ヤコブを、『誓いの言葉』 で励まし、祝福も与えます。

                  『「見よ、わたしはあなたと共にいる。
         あなたがどこに行っても、わたしはあなたを守り、必ず子の土地に連れ帰る。
           わたしは、あなたに約束したことを果たすまで決して見捨てることはない。」』
                                              同 28章15節 

   いつも驚く私。
 巨匠の描く『聖画』で、しっかりと、聖書の箇所をイメージできます。 『巨匠たちはどれだけ聖書を読み込んでいたのだろう!』 と。

   
エサウとヤコブ兄弟の話は、どんどん面白くなります。
   話は続きます。

       兄の追跡を逃れて、母リベカの故郷・母の兄ラバンの元で、20年間の長き逃亡生活を過ごしたヤコブ。

   とうとう・・・
  
         宿敵・兄の住む、父母の住む故郷、への帰還を決意します。

        エドムの野で暮らしていたエサウのもとへ、弟のヤコブは再会を求める使者を遣わします。 
                          エサウは四百人の供をつれて、ヤコブを迎えます。

  ヤコブは兄エサウを恐れて・・・

     『贈り物を先に行かせ、ヤコブ自身は、その夜、野営地にとどまった。
         皆を導いて川を渡らせ、持ち物も渡してしまうとヤコブは独り後に残った。
     そのとき、何者かが夜明けまでヤコブと格闘した。』     同 32章23節~25節
    
     『Jacob Wrestling with the Angel:ヤコブと天使の格闘』  
                                          レンブラント作品。

       『ところが、その人はヤコブに勝てないとみて、
      ヤコブの腿の関節を打ったので、格闘しているうちに腿の関節がはずれた。
 
           「もう去らせてくれ。 夜が明けてしまうから。」
             「いいえ、祝福してくださるまでは離しません。」
           「お前の名は何と言うのか」
              「ヤコブです」
 「お前の名はもうヤコブでなく、これからはイスラエルと呼ばれる。 お前は神と人と闘って勝ったからだ。」
              「あなたの名前を教えてください」
           「どうして、わたしの名を尋ねるのか」

          と言って、ヤコブをその場で祝福した
     ヤコブは、「わたしは顔と顔を合わせて神を見たのに、まだ生きている」と言った。』     
                                                  同 32章26節~31節

   神は・・・
今回も。 ヤコブに約束したとおり、大事にはいつも現れて、接に『顔と顔をあわせて』祝福して、ヤコブを励ましました!


結果・・・

         ひたすら低姿勢でエサウの元に向かうヤコブの恐れは、杞憂に終わります。
        エサウはヤコブとの再会を喜び、二人は共に抱き合って泣きます。 

              めでたし! めでたし! 

人生・・・。

   『イエスは言います。
   「だから、蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい。」』 マタイ福音書 10章16節

   ヤコブの信仰からも学びます。

         どんな苦境に立たされても、
            蛇のように、事態を冷静に見つめて判断する、賢さです。
              鳩のように、混じりけのない聖さ、純粋さ、素直さです。

                 イエスの、人生訓、入れ知恵です!

皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
明日は土曜日。 一週間お疲れ様でした。 素敵な週末をお祈り申し上げます。

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記録 
今日・6月12日。14km。
 
5時30分。17度。  雨に負けてはいられない。 霧雨の中を走り出す。
得も言われぬ美しい緑の木々 そして カッコウやホトトギスのかわいいさえずり  私を応援してくれます。
                
・・・ランラン         6月走行距離合計 98㎞