マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

30年物ドレス  そして  『12年』

2015-06-10 20:36:28 | 私のこと

     『大好きなドレス』 を着る季節が、今年もめぐってきました。

         インド人が、一針一針、手で刺繍を施した麻布のドレス
           
      インドの布を手に入れ、ドレスに仕立てたのは、30年ほども前です。 
      30年間の私を見守ってくれた、大切な そして 大好きなドレスです。
           大好きなので、大切に大切に着ています 

             とてもめずらしい布と刺繍なので・・・
        このドレスを着ると、必ず、皆さんがほめてくださいます。
              着てる私をほめるのではなく、布のめずらしさをほめてくださいます。 

                     太い刺繍糸。 分厚い麻布。
『繊細で品良く静かで美しく。 それでいて 自己主張がはっきりと&素朴。 そんなインド布の世界』
                                  あこがれる『世界』です。 めざす『世界』 です。

        このドレスを着る時は・・・『緑色のパンプス』をはきます。
    ”女で良かったな~” と。 女の幸せを感じる『30年物ドレス』です。
 

そして。
今朝も、ランニング途中、プロテスタント教会掲示板のチェックです。

               『今週の一言』 は 『12年』

     えぇ? 『12年』? 『12年』??

すぐに思いつきました。
 
   『12年』は、イエス・キリストが、両親から精神的に自立するのにかかった年数です。 今なら小学校五年生です。
       『三つ子の魂百まで』 といわれるとおり、 子は両親の影響を受け、両親の姿を見て育ちます。
             そして。  子は、どんどんと、親も気づかぬ早さで育っていきます。

          親元で、しっかりと育てられた子は・・・
     人間の本性として、親からの独立を願うものです。 精神的にも物理的にも親から独立して行きます。

   親元で、親が子を教育できる年月は、たったの『12年間』です。 その後は、『世間』が 子を『人』に育てます。

『御言葉』は語ります。

        『幼子(おさなご・イエス)はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。

       イエスが十二歳になったときも、両親は祭りの慣習に従って都に上った。
 祭りの期間が終わったとき、少年イエスはエルサレムに残っておられたが、両親はそれに気づかなかった。

     両親は、親類や知人の間を探し回ったが、見つからなかったので、探しながらエルサレムに引き返した。
三日の後、イエスが神殿の境内で学者たちの真ん中に座り、話を聞いたり質問をしたりしておられるのを見つけた。

          両親はイエスを見て驚き、母が言った。
    「なぜこんなことをしてくれたのです。御覧なさい。お父さんもわたしも心配して捜していたのです。」
         すると、イエスは言われた。
どうしてわたしを捜したのですか。わたしが自分の父の家にいるのは当たり前だということを、知らなかったのですか。」

      それから、イエスは一緒に下って行き、ナザレに帰り、両親に仕えてお暮らしになった。
         イエスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛された。』
                                             ルカ福音書 2章39節~52節
  

           『どうしてわたしを捜したのですか。』
  私は、すでに12歳です。 私には私の道があるのです。 私は私の道を歩きます。 ということです。
                         イエスは、完全に、両親に、 『独立宣言』 をしたのです。
                                       厳しいイエスの言葉ですが、あるべき親子関係の姿です。

たとえば。
猫。
     猫は生き延びるために、本性のままに、ねずみを捕まえて食べなくてはなりません。
     猫は、生まれながらに、体が柔らかく、ねずみを捕まえるために、小さな穴の中でも入り込める体の仕組みだそうです。
         しかし。
     子猫がねずみを捕まえるためには、訓練がいるそうです。 親猫の教育が必要なのです。

     親猫は、子猫の教育のために、最初は、半殺しにしたねずみを、子猫の前に置くそうです。 弱ったねずみなら子猫でも捕まえられる!
     親猫は、子猫の学習具合を見ながら、半殺しのねずみから、だんだんに元気なねずみを、子猫の前に置くそうです。
         そして。 子猫が、一人前に、元気なねずみを捕まえることができる日がきます。

          『その日』は、 親猫が子離れし・・・子猫が親離れする日です。 子猫の自立の日です。
     人間なら、自立の日を迎えるのに12年かかる。 子猫が自立するまでの教育期間は1年間で十分でしょうか


    
人も、キリストも、子猫にも・・・親から自立することは・・・あるべき姿であり、最高の幸せです
             人の親も親猫も『なぜこんなことをしてくれたのです!』 とは決して言ってはならない。
                             家に閉じ込めることは許されない。 本性のままに自由を与えるのです!

            『何人も、人の(猫の)自立を制する権利はない。』  と考え、確認した今朝の私でした。

皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
『自由』は、神が人間と動物に与えた最高の贈り物です。 アダムもイブも、『自由』を使って、禁断の木の実を食べました。
        その後・・・神の保護の元を離れたアダムとイブから、人類が広がっていきました!  
                                 自由には責任と義務が伴います! お忘れなく!

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記録 
今日・6月10日。14km。 
5時20分。17度。 湿度は高く、帰宅後は吹き出る汗汗
                6
月走行距離合計 70㎞