マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

祇園祭

2011-07-13 09:30:00 | 旅行。海外旅行。

    祇園祭2011年
山鉾の上に乗ってきました。上ってみたかった! 実現しました
 地上から約8m。下を歩く人が小さい。広さは約8畳とか。広いです。
      搭乗料金1000円(厄除けちまきも頂ける) 1鉾だけの計らいでした。

明日から・・いよいよ・・祇園祭の宵山。
今日13日までに・・全部の、32の・・山鉾が仕上げられる。
17日(日)・・山鉾巡行が執りおこなわれる。12㌧ほどもある山鉾を男達が運ぶ。壮大で雄大な山鉾巡行の景色が大好き

釘を使わず・・伝統の工法で・・男衆達が力を出し切って作る山鉾。こおゆう伝統行事や伝統作業が大好き

今年は・・宵山でもなく。山鉾巡行でもなく。・・山鉾を組み立てる技術と山鉾を作る男衆の姿を見に行こうと決めました。
  行ってきました。32の山鉾の建築作業を見てきました。


まずは・・縄を組むところから始まりました。 

2本合わせて、ねじって、1本の縄にしていく。

年輩の先輩が・・若い衆を指導していました。山鉾ごとに・・同じTシャツを着た男衆。
 
「これは・・?」 「ああ!それはああしろ。こうしろ。」と。毛せんの上で塗り物を組み立てる役目の男衆。


綱を、美しく隙間なく、ゆるみなく・・力と技術で・・扱います。木材が、次々と、組み合わされていきます。
綱がゆるんでも駄目。 部品の一つでも間違うと組み合わされない。 伝統技術、見ていて、ほれぼれします

上に上に、どんどん、組み立てられます。内部や外の飾りのために・・山鉾と家が橋でつながれます。
  
  両写真・・今にも山鉾と家がつながれる橋の架かるところです。
橋を通って・・飾り物が運び込まれます。うまく出来ています。感動です! 大きい!!
  

私の背より高い車輪が組み入れられる時は・・祈らずにはいられない。「うまくいきますように



緞帳というか・・絨毯を貼り付けます。山鉾毎に物語のある絵柄。32種の緞帳を見るのも感動です。

最後の仕上げの綱の切りそろえ担当の男衆はは外人さんでした(左の方)。
  背の高い外人さんより高い車輪です。雄大!


こちらは『鯉山』(←未完成) 鉾には、『鉾』と『山(鉾より小ぶり)』があります。全部で32鉾。

祇園祭のクライマックス・山鉾巡行見学・・でなく・・
祇園祭を支える・山鉾作り見学。最初~最後の行程。その部分部分の見学。大満足の一日でした。


   山鉾巡行
スタート:17日(日)の朝9時半
長刀鉾の中から稚児(真ん中に立つ男児)が綱を切って・・山鉾巡行の始まりを告げます。
(Wikipediaより拝借)
31鉾・・「くじ取り式(7月2日)」のくじで決まった巡航の順番で、長刀鉾に続きます。
最終鉾(今年は南観音山)・・新町御池地点からのスタートは13時25分予定。
ゴール:夕方4時頃予定。南観音山が・・街をめぐり・・新町御池地点に戻るには2時間半程要します。

  祇園囃子(はやし)
鉦(鉦)・太鼓・笛の3楽器で構成される祇園囃子には、各山鉾オリジナルの曲目がある。
共通のものを含め各山鉾で30曲以上演奏されます。
人から人へと伝承されてきた音色に耳を澄ませるのも、祭りの一つの楽しみ。 
  伝承がすばらしい。京都らしい。ほれぼれ


   祇園祭
始まりは貞観11年(869年)です。
1142年の伝統を有する八坂神社の祭礼です。 
起源は疫病退散祈願です。
貞観11年(869年)に京の都をはじめ全国各地に疫病が流行し、当時の国数にちなんで66本の鉾を立て、さらに神輿をかついで、疫病退散を祈願して始められた「祇園御霊会」が起源。


『ちまき』疫病災難除け。目に入りやすい門口などにつるす。来年の祇園祭に新ちまきと取り替える。

買ちゃいました。両方。お菓子の『亀屋良長のちまき』もね。


「楽しかったね!」 「来年は、山鉾巡行の角を曲がる男衆の戦いを見に来ましょうね!」

私・・『宇治金時』  相棒・・『柚子氷』  7時間の作業見学。大満足