鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

全く同じ荷物なのに伊豆・伊東からの宅急便の料金が京都からより高いのはなぜ

2013-07-18 | Weblog
 先日、東急ハーベスト伊東へ行った際、帰りに寄り道していくこととして、チェックアウトして、手持ちのキャスターバッグを宅急便にて、家に送ることとした。で、フロントの男性係り員に料金を聞くと、サイズを計ったうえで、「1270円です」という。ついこの2週間前に、同じ東急ハーベスト京都から、全く同じバッグを家まで宅急便で送った時の料金より高いと思ったので、「えっ、どうして京都からよりこちらのが高いのかな」と言うと、件の係り員はこちらの言っている意味がわからないのか、怪訝な顔をしていた。
 その日に家に帰って、改めて京都から出した宅急便の伝票で確かめてみたら、やはり1160円で、伊東からのと比べ110円も高い。両方ともヤマト運輸の黒ねこ宅急便で、その宅急便の料金体系がどうなっているのか詳しくは知らないが、少なくとも距離に比例しているはずである。伊東から川崎までせいぜい100キロちょっとしかないのに対し、京都から川崎までは500キロ近くある。バッグは全く同じで、重さを計った様子はなく、カウンターの前に置いてある日本地図を書いた料金表を見て、料金を書きこんでいたので、間違いはないはずである。
 ひとつ考えられるのは京都と伊東では宅急便の需要が圧倒的に違うということで、需要の多い京都ではディスカウント料金制度を採っている可能性である。ただ、それにしても伊東からより安くなることは考えにくい。もうひとつは宅急便を扱う取扱い店やコンビニによって手数料を取っていることや、直接ヤマト運輸の宅配便センターまで持ち込むことで料金が変わってくることがあるが、今回はいずれも東急ハーベストのホテルから出しているので、その理由も当たらない。
 宅急便はヤマト運輸の創業者であった山口昌男氏がオイルショック後の1976年、当時の運輸省、郵政省と掛け合い、編み出したアイデアから生まれた画期的なサービスで、またたく間に日本全国に浸透し、いまやなくてはならぬものとなった。便利で、手軽に利用できるので、すっかり定着しているが、あまりにも便利で使い勝手ふがいいので、ついつい惰性に流されて、不合理な面や、矛盾なども見過ごされるような面がありそうで、日々のサービスの展開のなかで、そうした点がないかどうかチェックすることも必要ではないか、と思った次第。
 
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