鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

伊豆方面への旅行にはJR直でんばく、小田原まで小田急線で行くべし、と思い知った

2013-05-31 | Weblog
 30日はかわさき市民アカデミーの「みどりと環境」講座のフィールドワークとして真鶴探索に参加した。午前9痔45分にJR真鶴駅集合なので、2時間前に溝の口駅を出発し、9時半頃に真鶴駅に着き、参加登録をしてバスに乗り込んだ。バスをチャーターしたわけでなく、通常の運行バスに大挙50人もの人が乗り込んだため、立錐の余地ない状態で、20分くらい揺られて、お林展望公園に着いた。総勢61人になったところで、地元の観光ガイドさんの案内に従って真鶴の海岸部に至る潮騒遊歩道へ入っていった。
 バス通りの道から潮騒遊歩道に入る入口があるが、どのくらいの距離がるのかの表示もなく、湿った落ち葉が一杯で暗そうな道は入りづらい感じで、ガイドさんも「なかなか足を踏み入れてくれないんです」と言っていた。真鶴は噴火で流れ出た溶岩でつくられた岬で、江戸時代からスダジイ、楠、松の植林が行われてきたとされており、6人もの人が手をつないで抱えられるほどのクロ松もあった、という。生い茂る林のなかですくすくと育つのか、下生えの青木やホウチャク草、ホソバカナワラビなど沢山の草が生えていて、なかなか楽しい散策となった。番場浦遊歩道へ下り、三ツ石の夫婦岩を見てケープ真鶴へ至るコースは快適だった。
 真鶴町にはガイドさんが10人くらいいるが、若い人はなってくれない、という。それも現在の真鶴町の人口は8000人くらいで、ピーク時の半分になっているからだ、と嘆いていたのが印象に残った。
 ランチを摂った後は中川一政画伯の作品100点あまりが展示されている中川一政美術館を訪れた。中川一政が真鶴町にアトリエを構え、絵筆をとっていた関係で、生前に600点を超える絵画の寄贈を受け、町営美術館として平成元年3月に開館した、という。中川一政の美術館としては北陸にもあるが、規模の面でもこちらが勝っている、ともいう。そのうち100点あまりを選んで展示している。処女作の「酒倉」から晩年の「ひまわり」に至るまで経年的な変遷も見られ、充実した内容となっていて見ていて、その迫力に圧倒される。真鶴にはかつて保養に来たことがあるが、その時にはこの美術館はなかったので、それが30年前だったことに思い至った。
 午後3時にはフィールドワークも無事終了し、帰途に着いた。真鶴駅からJR東海道線に乗ったところ、小田原駅にて多くの人が下車していったので、どうしてかな、と思った。家に帰ってからネットで検索してみたら、真鶴から溝の口までJRだと1450円かかるが、小田原で一旦下車して、小田急線に乗り換え、登戸で降りて、JR南武線に乗り換えて溝の口まで来ると、あんんと370円安い1080円で済むことが判明した。これまでかみささんと何十回とJRを使って伊東まで出かけているが、いつもJRのみを使い、小田急線を使うことなど考えもしなかった。今回も一応、JR藤沢駅で降りて、小田急江の島線と東急田園都市線を乗り継いで若干節約はしたものの、小田原で乗り換えることまで思いつかなかった。時間に余裕のある年金生活者なら、もっとシビアにお金の使い方を考えなくては、と改めて思った次第。
コメント
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