16日朝いつものようにマラソンに出かけると、まだ9月半ばなのに短パンではちょっと寒いかな、と思っているうちに腰が痛くなってきえt、走れなくなってしまい、道端のベンチに座り込んで少し休憩して、走り出そうとしたら、走れない。仕方なく、コースの半分以上を歩いて帰ってきた。半年以上前の寒い時に胃ケイレンかなと思って走れなくなったことがあった(実は結石であった)が、それ以来のこと。早速、奥さんにマッサージしてもらい、やや回復したが、50肩が腰にも及んだ感じで、ゆったりとしか歩けない。
そんな大丈夫かな、という状態で東京・初台の新国立劇場へオペラ「ドン・カルロ」を観賞に出かけた。お昼のサンドイッチを食べていったせいか、腰のせいか、幕開け早々はやたらと眠かった。カミサント2人でコックリコックリやっていた。スペインの王子、ドン・カルロは婚約者エリザベッタを政略で国王に奪われてしまうが、王妃エリザベッタに対する思いを断ち切れず、打ち明ける。しかし、王妃エリザベッタは理性で拒絶し、親友のロドリーゴがフランドルの解放運動に目を向けるよう促す。カルロに思いを寄せる公女エポリは王宮に呼び出すが、拒絶され嫉妬に狂い、国王にありもしない王妃とカルロの不貞を密告する。
異端者の処刑の日、教会から現れた国王にフランドルの使節たちが慈悲を乞うが、聞きいれられない。彼らをかばい国王に対し、剣を抜いたカルロは拘禁されてしまう。
ここで、第2幕終了、休憩となったが、どうも筋がよくわからなかったので、、パンフレットを買って、粗筋を読んだら、よく理解できた。いつもは劇場で入場の際に配布する小冊子だけで、あらかた理解できるのだが、今回は違った。
第3幕ではカルロと王妃の処遇に悩む国王の下に宗教裁判長が現れ、ロドリーゴの命を要求する。そこへ王妃エリザベッタが来て、宝石箱が盗まれたことを訴える。国王は手元にある宝石箱をぶちあけ、中にカルロの肖像画があることを見つけ、王妃を責める。宝石箱を盗んだエポリが謝罪に現れ、国王の叫びに驚いて駆けつけたロドリーゴと4人の四重唱となる。一方、囚われのカルロのところへ民衆がなだれ込み、騒ぎに乗じて、エポリがカルロヲ逃がす。
最終4幕で、王妃エリザベッタは先王の墓前でカルロを待ちながら、苦悩と諦めの自らの空虚な人生を嘆く。やがてフランドルへ旅立つカルロが現れ、2人は天上での再会を約束して最後の別れを告げる。そこへ国王と宗教裁判長が現れ、カルロの捕縛を命じる。そして、墓の中から1人の修道士が現れ、カルロを墓に引き摺り込んでいき、終幕となる。終わり方がやや唐突な感じがしたものの、全体として、出演者の顔ぶれを含め久し振りのいいオペラであった。
国王、ドン・カルロ、ロド・リーゴ、それにエポり役の4人の外人オペラ歌手は久し振りに歌唱力、演技力、外見ともピッタリで見ごたえのあるオペラであった。その4人と対等以上に張り合ったのがエリザベッタ役の大村博美であった。前半は外人オペラ歌手ばかりに拍手がいって、アレッと思っていたが、4幕の最初では出色の独唱を熱演して、大きな拍手ヲもらっていた。汗びっしょりで、本人も納得の演技だったと思われる。それに、3幕半ばの4重唱も見事にこなしていた。
大村博美は「蝶々夫人」、「道化師」でも見ているが、この「ドン・カルロ」が一番いい、と思った。これで、佐藤しのぶを超えたことになることだろう。
そんな大丈夫かな、という状態で東京・初台の新国立劇場へオペラ「ドン・カルロ」を観賞に出かけた。お昼のサンドイッチを食べていったせいか、腰のせいか、幕開け早々はやたらと眠かった。カミサント2人でコックリコックリやっていた。スペインの王子、ドン・カルロは婚約者エリザベッタを政略で国王に奪われてしまうが、王妃エリザベッタに対する思いを断ち切れず、打ち明ける。しかし、王妃エリザベッタは理性で拒絶し、親友のロドリーゴがフランドルの解放運動に目を向けるよう促す。カルロに思いを寄せる公女エポリは王宮に呼び出すが、拒絶され嫉妬に狂い、国王にありもしない王妃とカルロの不貞を密告する。
異端者の処刑の日、教会から現れた国王にフランドルの使節たちが慈悲を乞うが、聞きいれられない。彼らをかばい国王に対し、剣を抜いたカルロは拘禁されてしまう。
ここで、第2幕終了、休憩となったが、どうも筋がよくわからなかったので、、パンフレットを買って、粗筋を読んだら、よく理解できた。いつもは劇場で入場の際に配布する小冊子だけで、あらかた理解できるのだが、今回は違った。
第3幕ではカルロと王妃の処遇に悩む国王の下に宗教裁判長が現れ、ロドリーゴの命を要求する。そこへ王妃エリザベッタが来て、宝石箱が盗まれたことを訴える。国王は手元にある宝石箱をぶちあけ、中にカルロの肖像画があることを見つけ、王妃を責める。宝石箱を盗んだエポリが謝罪に現れ、国王の叫びに驚いて駆けつけたロドリーゴと4人の四重唱となる。一方、囚われのカルロのところへ民衆がなだれ込み、騒ぎに乗じて、エポリがカルロヲ逃がす。
最終4幕で、王妃エリザベッタは先王の墓前でカルロを待ちながら、苦悩と諦めの自らの空虚な人生を嘆く。やがてフランドルへ旅立つカルロが現れ、2人は天上での再会を約束して最後の別れを告げる。そこへ国王と宗教裁判長が現れ、カルロの捕縛を命じる。そして、墓の中から1人の修道士が現れ、カルロを墓に引き摺り込んでいき、終幕となる。終わり方がやや唐突な感じがしたものの、全体として、出演者の顔ぶれを含め久し振りのいいオペラであった。
国王、ドン・カルロ、ロド・リーゴ、それにエポり役の4人の外人オペラ歌手は久し振りに歌唱力、演技力、外見ともピッタリで見ごたえのあるオペラであった。その4人と対等以上に張り合ったのがエリザベッタ役の大村博美であった。前半は外人オペラ歌手ばかりに拍手がいって、アレッと思っていたが、4幕の最初では出色の独唱を熱演して、大きな拍手ヲもらっていた。汗びっしょりで、本人も納得の演技だったと思われる。それに、3幕半ばの4重唱も見事にこなしていた。
大村博美は「蝶々夫人」、「道化師」でも見ているが、この「ドン・カルロ」が一番いい、と思った。これで、佐藤しのぶを超えたことになることだろう。