prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「フローズン・リバー」

2010年02月03日 | 映画
題名になっている「凍った川」が、荒涼としていつ底が抜けるかわからない登場人物たちの生活状況そのものの画になっている。
モホークの居住区が中途半端に治外法権になっているのを利用して、不法入国者を運ぶことになるプア・ホワイトが半ば巻き込まれて半ば乗っていく過程が細かく描きこまれているシナリオが見事。

低予算のせいか、撮りこぼしているのではないかと思えるところが散見される。たとえば、パキスタン人の夫婦が預けた「荷物」をジャマだからと捨ててしまうシーンがセリフではフォローしているが画としてはすっぽ抜けていて、いきなり捨てた「荷物」を探して見つけるところに跳ぶ。
案の定、氷が割れて車が動けなくなるところなど、ここぞというところでアクセントが効かないのも金がないせいか。惜しい。
(☆☆☆★★)


本ホームページ


フローズン・リバー - goo 映画

1月に読んだ本

2010年02月01日 | 映画
前に読んだ本もかなり混ざっていますが。

prisoner's books2010年01月アイテム数:31
SとM (幻冬舎新書)鹿島 茂01月15日{book['rank']
映画はやくざなり笠原 和夫01月17日{book['rank']
破滅の美学 (ちくま文庫)笠原 和夫01月17日{book['rank']
在日姜 尚中01月17日{book['rank']
菜の花の沖 1司馬 遼太郎01月22日{book['rank']
菜の花の沖〈2〉 (文春文庫)司馬 遼太郎01月22日{book['rank']
菜の花の沖〈3〉 (文春文庫)司馬 遼太郎01月22日{book['rank']
愚か者の哲学竹田 青嗣01月22日{book['rank']
よみがえれ、哲学 (NHKブックス)竹田 青嗣,西研01月22日{book['rank']
天皇の戦争責任加藤 典洋,竹田 青嗣,橋爪 大三郎01月22日{book['rank']
哲学の味わい方竹田 青嗣,西 研01月22日{book['rank']
はじめての現象学竹田 青嗣01月22日{book['rank']
殉死 (文春文庫)司馬 遼太郎01月22日{book['rank']
素人の乱河出書房新社01月26日{book['rank']
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