prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ある会社員」

2016年06月10日 | 映画
殺し屋で会社員という設定は漠然と知っていたから昼は一見平凡なサラリーマン、夜は殺し屋という「蘇える金狼」みたいな話かと思ったら、会社の業務が殺しなのだった。殺人株式会社、ですね。ただしコメディではない。

裏の組織というのはどこか表の組織と違う非情さとは裏腹の自由さやロマンティズムみたいなものがあるのだけれど、ここでは殺しも仕事というより「勤め」だから上役の横暴さとか理不尽さまでついてくる。
反抗して大暴れになっても同僚たちまで殺しに長けているのだから大変で、最近の韓国映画の例に漏れずアクションシーンは大いに迫力があり、女優の立ち回りまで本格的。
格闘術とナイフと銃を流れるようにつないで使いこなすあたり、「ジョン・ウィック」あたりとも通じている。

銃弾をばら撒くのがもっぱらアメリカの制式アサルトライフルM16というのが韓国という国の立場を匂わせたりもする。

ある会社員 公式ホームページ

ある会社員|映画情報のぴあ映画生活

映画『ある会社員』 - シネマトゥデイ



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