prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ウルヴァリン:SAMURAI」

2013年09月21日 | Weblog
ニンジャにヤクザ、和服美人にコスプレ調美女といった変な日本、が単なる勘違いというより、期待されて日本のイメージを提出していますといった感じ。街中のニンジャ(?)との追っかけをはじめ荒唐無稽さがけっこう楽しくもある。新幹線の外壁が障子紙みたいにぺりぺり破れるなんて逆に日本映画では思いつきません。
こちらもいいかげん目くじらを立てないで見るようにはなっているけれど、原爆と被爆者のの描き方はやはりひっかかるなあ。

あと日本の男はニンジャかサムライかヤクザかクロマク以外いないのか、と思わせる。真田広之がやや出番不足。全体に日本男児の出演者の作り手側のフォローが少ない。日本女性が人気あるのはわかるけど。
「ブラックレイン」式の新しい美意識による日本イメージの提出とまではいかない。

相変わらず、浴槽が座敷の真ん中にどんと鎮座しております。1955製作の「竹の家」の昔から変わっていません。ヒロインがマリコというのも1980年の「将軍」から変わってません。

ヒュー・ジャックマンと並んであまり上背の違いが目立たないTAOの長身(177cm)ぶりにびっくり。
人物のどんでん返し的扱いやキャラクターの固め方がちと緩い。

エンドタイトルで日本人スタッフの名前がきちんと漢字で表記されているのがいい。
(☆☆☆★)

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