実際に6歳から18歳にかけてという長い期間をかけて撮っていると、人生におけるあるポイントになるような時を取り出してそこに凝集して描くという方法ではなく、なんとなく時が過ぎているようで気づいたらそれが大事な時なのに気づく、といった感じになってくる。
割と子供がすぐに大きくなるのにあれと思うが、見ているうちに逆に幼児の頃がずうっと重なっているものだから、次第にその印象も画面には見えていないのに強まってくる。
映画で時間が伸び縮みするのは当然だが、作者がそうしているのを超えて現実時間、それもそれぞれの出演者によって違う流れ方をした時間が重なってくる前代未聞だろう。
先生やバイト先の店長など成長に関わってくる大人たちが、ありがちな現実のイヤらしさを見せるのではなく、きちんと本格的にそれにぶつからないためにはそれを今何をすべきかを教える、大人のすべきことをしているのが珍しくて感心する。
(☆☆☆★★★)
本ホームページ
公式ホームページ
6才のボクが、大人になるまで。@ぴあ映画生活
映画『6才のボクが、大人になるまで。』 - シネマトゥデイ
割と子供がすぐに大きくなるのにあれと思うが、見ているうちに逆に幼児の頃がずうっと重なっているものだから、次第にその印象も画面には見えていないのに強まってくる。
映画で時間が伸び縮みするのは当然だが、作者がそうしているのを超えて現実時間、それもそれぞれの出演者によって違う流れ方をした時間が重なってくる前代未聞だろう。
先生やバイト先の店長など成長に関わってくる大人たちが、ありがちな現実のイヤらしさを見せるのではなく、きちんと本格的にそれにぶつからないためにはそれを今何をすべきかを教える、大人のすべきことをしているのが珍しくて感心する。
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映画『6才のボクが、大人になるまで。』 - シネマトゥデイ