prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「抱きたいカンケイ」

2011年05月01日 | 映画
ナタリー・ポートマンの一族は初めの方にある葬式で参列者の多くがかぶっている帽子からしてユダヤ系だろう。もっともそれがキャラクターにどう関わっているのか、こちらにはよくわからない。
ちなみにポートマンはイスラエル生まれ。

アシュトン・カッチャーとずいぶん背丈が違っていて、並ぶと凸凹コンビなのがすでに可笑しい。
ナタリーの下着が上と下で不揃いなのは衣装係のアイデアだそうだけれど、うまくかまわない、あるいは自分にかまっていられないキャラクターを出した。

宣伝だとセックスから始まる関係ということになっているけれど、主人公二人は十五年前から縁が続いているわけで、No strings attachedという原題は赤い糸なんかないよという意味かと思ったが(早とちりみたい)、実際はけっこう縁があるのを恋愛につきものの一種のおびえや見栄なんかが邪魔して身体だけのカンケイということにしておいただけではないか、と思える。

恋敵みたいに出てきたキャラクターのラストの収まり方など割と意外でもっとおもしろくなりそうだけれど、そこに行くまでが失念したみたいにすっぽ抜けている。

ケビン・クラインのとんでもない父親が好調、彼の出番はみんな面白い。
(☆☆☆★)


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