prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ヒトラーのための虐殺会議」

2023年12月30日 | 映画
多くのユダヤ人の運命が、まったくの赤の他人により地理的にも意識の上でも遠いところで決められていくというコントラストが強烈。
ナチスのユダヤ人「処理」案が合理的なようで歪んでいる。土台無法なことをしようとしているのだから当然。

それにしてもイスラエルが現在パレスチナに対して行っている無法蛮行を思わずにいられず、後でどうするんだと思う。

冒頭から気に入らない相手を下座に置くというセコい真似をしている。
記録係?だけが唯一の女性で、それもひどく影が薄い。
それをあえてかどうか強調しないのも「存在しない」存在の描き方としてはニュートラルなもの。