prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「母との約束、250通の手紙」

2020年02月13日 | 映画
苦労させながら自分は犠牲になって息子を出世させる母というのとはかなり違っていて、大体かなり自分の才覚で金を稼げるたくましさ、生活力がある。
校長の奥さんをたらしこんだから少尉の位から外されたというウソを大したものだと喜んで聞くというのはなかなかこちらの感覚から外れている。

息子に一方的に外交官・軍人・文豪というかなりバラバラな成功モデルを押しつける迷惑な母なのだが、息子がまた紆余曲折ありながらそれ全部実現するのだからかなり凄い。
毒親のようでそうとばかりは言えないのが面白いところ。

シャーロット・ゲンズブールも老け役をやるようになったかと感慨。
ロマン・ギャリーというと「ペルーの鳥」の原作者で監督か、と思いだした。主演は当時の夫人のジーン・セバーグ。セバーグは公民権運動を支持したためFBIの監視といやがらせを受けて1979年に自殺、ギャリーは翌1980年に「自分の自殺はジーン・セバーグとは関係ない」と編集者に書き送って自殺した。こちらだけでもドラマになりそう。




2月12日のつぶやき

2020年02月13日 | Weblog